テーマ:ワイン大好き!(30839)
カテゴリ:日本ワイン
今回はレアな甲州ワインです。ヴィンテージは最新の2013。この年も、2012年に負けず劣らずいいヴィンテージになったようです。 アルガブランカ・イセハラ2013。生産者は勝沼醸造。山梨のを代表するワイナリーの一つで、特に甲州に大きな力を注いでいます。グラスメーカー・リーデルの本社から人を呼び、甲州に合うグラスを調べてもらったこともあるそうで(最適だったのはソーヴィニヨン・ブランだったそうです)、ワイナリーにはそれを記念してのリーデルの展示室もあるのだとか。アルガブランカシリーズは、同社を代表するブランドで、イセハラはその中でも限定生産の銘柄となっています。 セパージュは、勿論甲州100%。価格は2730円ですが楽天内では既に完売のようです。 色は薄く、微かにグリ系の灰色っぽさも見えたでしょうか。 香りは非常に華やかで、ソーヴィニヨン・ブラン系のグラッシーさや緑の柑橘のニュアンスが最初強く感じられ、その奥にバナナやパッションフルーツといった南国フルーツ的要素、さらに、ミカンや柚といった黄色い和柑橘、さらには吟醸、リンゴ、貸すかな蜜、ミネラルといったようなものも感じられたでしょうか。 味わいは、やや辛口という表記でしたが、確かにフルーティさしっかり。甲州の暖かな果実味が最初インパクトを与えますが、段々と落ち着き、二日目三日目には辛口というといっても問題ない感じに。酸味は、果実味の後ろにきっちり入っており、明るくも乳酸系で強さがあります。また、後口にかけてはらしい軽い苦味と旨味が。ボディはミディアムライトな感じで、ハリがあり、骨格を感じるミネラリーなものでした。 単独でも楽しめるワインかと思いますが、食事には勿論よく合います。 おでんをつまみましたが、ダシの旨味にワインの旨味がよく反応しますし、タネではコンニャクの香りや食感が、ワインのミネラリーさやグラッシーなニュアンスになかなかよくはまりました。 また、焼き鳥のモモやナンコツ、砂肝(塩)等を合わせてみますと、砂肝との相性がベストでした。砂肝の鉄っぽい旨味にワインの要素がこれまたよくはまりますし、果実味の強さや酸が肉の塩気や旨味といいバランス感です。 加えて、お寿司をつまみますと、やはりエビの甘味に果実味やミネラリーなワインの質感がいいですし、鯛の香りや旨味にもマッチしてくれました。やはり、白いネタがいいようです。 去年のヴィンテージは飲めなかったのですが、やはり流石のワインです。近年、様々な高品質な甲州が生産されていますが、イセハラはそれら牽引する存在の一つと言えそうです。 甲州ワイン、日本ワインにあまりいいイメージのない方等にも是非お試し頂きたい一本かなと。 にほんブログ村 「ワインモア」でこの記事を チェック! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014年01月10日 20時36分59秒
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