テーマ:ワイン大好き!(30834)
カテゴリ:泡モノ!
岡山は今夜も晴天。澄んだ空気で月がキレイに見えました。明日は満月、ということで一足早い満月ロゼです。 ロゼ・カルペネ・ブリュット。生産者カルペネ・マルヴォルティは1868年創業。ヴェネト州のワイナリーです。イタリアで最初に、シャルマ式のスパークリングを作り、さらにはシャンパーニュ製法のスパークリングにも早い段階から取り組んだそうです。そんな、イタリアにおけるスパークリングのパイオニアであるカルペネですが、さらに、イタリア最初の醸造学校も設立したという、イタリアワインを語る上で欠かせない生産者です。 セパージュはピノ・ネロ85%、ラボーゾ15%。ラボーゾはヴェネトの土着品種でフィロキセラ禍を逃れて今日まで残っているそうです。価格は、写真のお店で1837円。 色は赤さの鮮やかなピンクグレープフルーツ系。 泡は細かく、量は少なめも勢いはありました。 香りは、色みに似あったピンクグレープフルーツっぽさがあります。加えてイチゴっぽさや少々のラズベリー、さらに洋ナシといった要素も。その他、ハーブや軽いスパイス感、バナナっぽさや微かなカラメルっぽさといったようなものもあったでしょうか。 味わいは、色合いや香りの印象からすると意外な感じですが、酸がしっかり前に出ます。しっとり系のものですが存在感がありました。その後ろに、果実味がフワッと出てくる感じ。フルーティさはあります。ボディはライトで、丸く柔らかい感じ。 今回は食事とはあわせず、苺のムースのケーキと、ガトーフランボワーズをつまみましたが、どちらとも中々。 特に、苺のムースとは香りの相性も良く、勢いのある泡の質感とムースの重さ、滑らかさも嵌っていました。加えて、酸味のアタックがあるおかげで、甘みに対してもいいアクセントになりました。 ガトーフランボワーズとは、チョコの濃さにやや味わいの印象が薄れてしまってはいましたが、それでもフランボワーズの酸と引き合いを見せましたし、香りの濃い要素は充分親和的な印象がありました。 フルーティさを基調にしつつも、香りの濃い要素や味わいの酸味など、起伏、個性のあるワインでした。ただ、それらがバラバラという事ではなく、全体としてまとまっているのは、流石イタリアにおけるスパークリングの老舗といったところなのでしょうね。 にほんブログ村 「ワインモア」でこの記事をチェック! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014年01月16日 23時45分25秒
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