テーマ:ワイン大好き!(30832)
カテゴリ:フランスワイン
まだまだ続くリースリング飲み比べ会のワイン、今回はフランスです。 リースリング・ツェレンベルグ2010。生産者マルク・テンペはフランス・アルザス地方のワイナリー。元々はINAOで醸造コンサルタントを行ったり、アルザスのグランクリュ選定に関わったりしていたそうですが93年から自社畑を継ぎ、ビオロジックを実践。96年からはビオディナミに移行し、今やフランスの自然派を代表する生産者となっています。 価格は、写真のお店で3060円ですが、楽天内では結構お店によってまちまちなようです。 色はツヤのある黄色。黄金まではいきませんが、今回の5種のリースリングの中では図抜けて濃いですね。 香りは、アプリコット的なニュアンスがよく出ています。リンゴも感じましたが、完熟した濃さのあるもので色合いに似合っています。また、蜜っぽさも。その他、石灰的ミネラルや酵母っぽさ、土っぽさといった要素や、黄桃、それにアクセント的にライムっぽさといったものもあったでしょうか。 味わいはバランスのいいものですがやや果実味が前に出る感じでしょうか。ただ、それも繊細なものではあります。酸はしっとり系でトーン低目ですが、存在感はあります。旨みも多めで、しっとりした辛口といった印象です。ボディはミディアムで柔らかさ、丸さを感じます。 会では、豚肉のパテ、ムール貝、ポテトとの相性がよかったです。 パテとは、やはりワインの濃さのある香りやコクのある味わいが豚肉の肉感にはまりますね。粒マスタードの酸味とワインの酸にも共通項が見られました。 ムール貝との相性は、今回の中で1番とまではいきませんでしたが、貝の濃い味わいをワインのボリューム感が上手く受け止める印象でした。 ポテトは、チーズを加えることで生まれるモチモチの食感とワインのしなやかな質感に似た雰囲気がありました。また、塩気のある味わいにワインの旨みが相乗効果を見せてくれました。 製法においても自然派であるという点を除いても、香り、色合い、質感といった点で今回のワインの中では最も異質な存在感がありました。 にほんブログ村 「ワインモア」でこの記事をチェック! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014年02月07日 12時41分10秒
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