テーマ:ワイン大好き!(30824)
カテゴリ:ドイツワイン
今回はドイツの白。南部バーデンのヴァイスブルグンダー=ピノ・ブランになります。 ヴァイスブルグンダーqba2007。生産者ザルワイはバーデンで1763年からワイン作りを続ける家族経営のワイナリーです。バーデン屈指の銘醸地カイザーシュトゥール地区にあり、キルヒベルクやアイヒベルクといった一級区画に畑を持ています。辛口ワインの多い地域という事で、こちらも辛口、それもブルゴーニュ品種のそれを得意としています。 価格は、写真のお店で3465円。 色は薄い黄色。7年熟成している割には大人しい色合いです。軽くツヤはあったでしょうか。 香りは柿のような雰囲気があり、そこにマスカットなどの青いブドウっぽさ、それに硬い石系のミネラルっぽさ、グリーンハーブのようなニュアンス、軽い白や緑の胡椒、フローラルといったようなものを感じます。その他、グレープフルーツやオレンジ、軽いカボス?のような柑橘、かりん、リンゴ、アンズ、パインといったフルーツ(これらは特に時間経過で)、酵母や少々のクリームっぽさといったものも感じられたでしょうか。 味わいは、果実味しっかり。一方で、ドイツらしい明るく強い酸もビシッと入りジューシー。それだけでなく、後口にかけては軽い苦みもあったでしょうか。ボディは結構やわらかい印象。ただ、ミネラル感はあり、軽いという感じではなくしなやかといったところ。ミディアムライトくらいの厚みです。 食事との相性では、面白かったのが、サワラを昆布締めにしてみたところなかなか相性が良かったことです。サワラの旨みよりも、むしろ昆布の旨みや香りとワインの質感や旨み、それに柿っぽい香りが合うようで、他の昆布料理とも合わせてみたいところです。 その他、チキンのバジル焼きには何だかんだ果実味やミネラル感があいますし、牡蠣の蒸したものなんかもいいつまみになりました。 ピノ・ブランは、ヴァイスブルグンダーも含めて時々飲むのですが、これは香りの印象を中心に、他にあまり見ない感じでした。 優しいワインですが、結構奥の深さがあり、飲み飽きない1本です。 にほんブログ村 「ワインモア」でこの記事をチェック! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014年03月27日 23時39分16秒
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