テーマ:ワイン大好き!(30824)
カテゴリ:ドイツワイン
前回に続き今回もドイツです。ただし、今回のものはしっかり甘いデザートワインになります。 ラインヘッセン・アイスワイン2007。生産者ジョセフ・ドラーテンは1860年創業。家族経営ですが、手ごろな価格帯のワインなどをかなりの量生産しています。畑も、ラインヘッセンのみならず、モーゼルのピースポートなどにも所有しているようです。 セパージュは、シルヴァーナ70%、ショイレーベ20%、リースリング10%。価格は、1449円でしたが既に楽天内に個のヴィンテージはありません。写真のものは2012ヴィンテージで、価格は同じ1449円。 色は琥珀色。ツヤもあります。 香りはハチミツやメープルシロップといったものが感じられるほか、干しブドウや少々のカラメルっぽさなど、熟成した甘口の雰囲気がよく出ています。加えて、ベッコウアメやダージリンティーのようなニュアンスも感じられます。その他、軽く焼き芋やスイートポテト、それにリンゴのコンポートといった要素もありました。 味わいは当たり前ですが甘いです。はっきりと極甘口といえます。ただ、熟成のおかげか深みのある甘みではあるものの柔らかく、酸も甘みの奥に芯として感じられ、ダレてべたつくといったような印象はありませんでした。ボディは、この手の作りらしくとろみはあるものの、こちらも優しく、大人しさ、柔らかさを感じるミディアムといったところ。 まあ、この手のワインは食事に合わせるものではない、と思いつつもソーセージをつまんでみますと、塩気と旨みが口をうまく切り替えてくれますし、意外と肉の旨みを引っ張ってくれてなかなか面白かったです。 また、そのソーセージを入れて野菜たっぷりのポトフを作って合わせてみますと、春キャベツや新玉ねぎといった野菜の甘みとワインの甘みに結構親和性があり、こちらもなかなか行けました。 加えて、やはり甘味には甘味ということで、かぼちゃの煮つけともいい相性でした。かぼちゃの甘み、煮つけたことによるコクとワインの甘み、それにカラメルっぽいニュアンスなどがはまります。 あまりにも価格がお手頃という事で、気になってはいたもののどうなのかなと思っていたワインですが、アイスワインらしい酸もあり、スケール感こそ価格帯の上のものに比べると小さいですが、よくまとまっておりコスパは悪くないなと思いました。 にほんブログ村 「ワインモア」でこの記事をチェック! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014年03月28日 17時15分51秒
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