テーマ:ワイン大好き!(30821)
カテゴリ:日本ワイン
先日作りましたつまみを合わせたのはこのワインです。 穂坂甲州セレクテッド・ヴィンヤーズ2010。生産者はシャトー・メルシャンです。本ブログでも何度も生地にさせて頂いております、山梨の、日本ワインを代表する老舗かつ大手ワイナリーになります。本ワインは、山梨県韮崎市穂坂地区の畑の中でも、特別な区画のものを厳選してワイナリースタッフの方々自ら収穫されたというブドウを使用したものになります。 セパージュはもちろん甲州100%。価格は、写真のお店では2160円でしたが楽天内では既に完売。実は、関東甲信地区限定らしいのですが、何故か岡山のビックカメラで売っていました^^; 色は薄い黄色ながら軽くツヤ感はあります。 香りは、開けたてはやや閉じ気味ながらも白桃や独特の酵母っぽさ、それに柚子やカボスといった柑橘、ビワや洋ナシといったものが感じられました。時間と共に、木やクリーム、それにスポンジケーキやバニラっぽさのようなものが感じられます。加えて、さらなる時間経過で蜜やリンゴ、パイナップルやパッションフルーツを思わせるニュアンスが出てきて何だかシャルドネのような雰囲気に。 味わいは温かみのある果実味しっかり。第一印象はこれです。ただ、しっとり系で強さのある酸がその後ろにドンとあり、果実味のインパクトが薄れる後口にかけて支配的な印象。また、定番の少々の苦味も。ボディはミディアムで、エキス分やアタックの強さもこの手のワインにしてはある方かなと。 合わせたつまみとはどれもよかったです。カジキマグロのアクアパッツァ風とは、魚と貝の旨みにワインの果実味や酸が重層的にあいまってくれますし、香りの酵母っぽさが妙にしっくりいく感じでした。また、トマトの酸味や甘み、菜の花の旨みや青いニュアンスを合わせてやると、ワインの果実味とよく反応して味のメリハリがつきます。 若竹煮との相性の良さは意外でした。明太子とはどうかなと思いましたが、火が入っているおかげもあってか臭みなどゼロ。魚卵の旨みと塩気にワインの果実味がよくマッチしました。タケノコやワカメに関しても、カツオ+昆布の旨みが加わっているとはいえワインの旨みといい感じ。また、明太子やタケノコの食感にワインの質感が合うという部分もありました。 蒸しとろろにも問題なし。鶏つくねにはしょうがが入っていましたが、肉とワインの相性を盛り立ててくれていました。 流石甲州、和の味わいとの相性はいいです。どちらもカツオ+昆布ダシですが、そもそも酸味や果実味とダシとの相性がいいですね。 また、ちょっとしっかりした香りや味わいとあって、トマトなどともいけますし、実に使いやすいワインかなと思います。 にほんブログ村 「ワインモア」でこの記事をチェック! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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