テーマ:ワイン大好き!(30819)
カテゴリ:日本ワイン
今回は甲州。価格的にはややアッパーなレンジになるでしょうか。 グレイス甲州・鳥居平畑・プライベートリザーブ2012。生産者は中央葡萄酒。1923年創業の山梨の老舗です。早くからカベルネ・ソーヴィニヨンやシャルドネ、メルローといった欧州系品種の栽培、それも垣根式による栽培を実践していました。また、現在では、甲州種のワインを欧州へ輸出もしています。 セパージュは甲州100%。鳥居平畑は社主の三澤氏が栽培から醸造まで手掛ける限定ものです。 色は淡い黄色。薄いですか全く色がないわけではありません。 香りはらしい白い花や吟醸香、バナナっぽさといったものがよく出ています。加えて、リンゴやミカン、洋梨、それに軽いカボスのようなものも。その他、時間と共にミツっぽさやパイナップルのような甘いニュアンス、濃いフルーツ感も現れました。また、ミネラルも少々。 味わいは、果実味、酸、旨味が拮抗するバランス型。ただ、その中でも明るさと強さのある酸の印象が軸になってはいる感じです。果実味は温かさのある穏やかなもの。また、後口にかけて軽い苦味も。ボディはミディアムライトですが、ミネラル感があり、骨格を感じるもの。エキス分やハリがあります。 単独でも楽しめますが、やはり甲州、食事にはよく合います。 お寿司をつまみますと、エビやイカとの相性がやはりいいですね。ネタの甘みとワインの果実味に親和性がありますし、酸はシャリまで含めての味わいの印象を纏めてくれます。また、意外と行けるのがマグロやブリ。深い味わいのネタですが、それにワインの旨味や酸が嵌まる感じ。 また、マグロですと、ネギマ鍋も合わせてみましたがこちらも行けます。醤油ダシでしたが醤油の香りとはお互い余り干渉はし合わず、ダシの旨味、魚の旨味を引き出してくれる感じでした。 最近は様々なスタイルの甲州がありますが、これは最もメジャーな?シュールリー甲州的な雰囲気がありつつ、それを非常に深化させたような感覚でした。 にほんブログ村 「ワインモア」でこの記事を チェック! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014年05月05日 19時14分17秒
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