テーマ:ワイン大好き!(30819)
カテゴリ:日本ワイン
前回に引き続き今回も甲州です。比較的手頃で、よくスーパーなどでも見かける銘柄になります。 ジャパンプレミアム甲州2011 。生産者はサントリー。2009年、100周年を迎えたサントリー登美の丘ワイナリー。それを記念して作られる事になったのがこのジャパンプレミアムシリーズです。日本各地の様々なブドウを使って様々なワインをリリースしていますが、この甲州はワイナリーのお膝元山梨のブドウ100%。ベーリーAとともに、ジャパンプレミアムシリーズを代表するワインとなっています。 価格は、写真お店で1587円。 色は薄いです。黄色っぽさというよりやや灰色系かも。 香りは、やっぱりらしい吟醸香やバナナっぽさを感じます。また、フルーツ感も多くあり、リンゴや梨、洋梨、メロンといったものや、温州ミカンを中心に、柚子っぽさやその他青い柑橘などのニュアンスも。また、軽いクリーム的なまろい雰囲気も。 味わいは、果実味しっかり。ミカン的な暖かみのあるそれが中心です。そこに、明るくキュッとした酸が加わります。果実味の背景にちょこんと乗っかる、しかし存在感はしっかりある、といった印象でした。また、軽い苦味も。ボディはライト。ただ、滑らかさや程々のハリもありました。 これはやはり、食事に合わせたいワインです。 相性が良かったのがカニで、結構生臭みが出るワインが多い中、これは旨味に果実味や酸が合いますし、香りも柑橘などのっぽさがいけます。 また、味の濃いものにいいのか、他に魚介ですと脂の乗ったハマチやトロと合いました。暖かみのある果実味が、魚の脂に相性がいいようで、さらに酸や苦味が全体の印象を引き締める感じ。 一方、野菜類にも行け、鶏肉と根菜、シイタケの煮物をつまんでみますと、根菜の滋味+砂糖を用いた味わいにワインの果実味や酸味、ミネラルが合う感じです。また、シイタケの旨味にもいいです。 前回の鳥居平畑のものに比べますと、流石にスケールの面では弱いですが、しっかりした果実味を中心にメリハリの効いた味わいで、手頃な甲州にぼんやりとした味わいというイメージがあるなら、それを裏切るには最適なワインかと思います。 一方で、和食を中心に食事に合わせやすい側面も堅持しており、色々使い勝手のいいワインだなと。 にほんブログ村 「ワインモア」でこの記事を チェック! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014年05月07日 23時08分45秒
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