ワインヲタ入門生のチラシの裏

今回はシャンパーニュ。メジャーな銘柄ですがいいですね。
ブリュット･マジュール。生産者アヤラは1855年に、スペインの貴族がシャンパーニュ地方のアイ村で始めたメゾンです。アイ村に畑を持ち、そのピノ･ノワールを用いたシャンパーニュで同村の雄と呼ばれていました。その後、紆余曲折あり畑はボランジェに転売され、ボランジェのセカンド的なまろい位置付けとなっていますが、それでもなお、アイ村のブドウを用いています。
セパージュは、セパージュは、ピノ･ノワール48%、シャルドネ33.5%、ピノ･ムニエ18.5%。価格は、写真のお店で3580円。

色は薄い黄色。
泡は穏やかながら量は多め。キメもシャンパーニュらしいものです。

香りは、シャンパーニュらしさは出ていますが、ブリオッシュ的なそれよりは酵母っぽさが強く、ミネラルや白い花、軽い白胡椒的な雰囲気も感じました。その他、甘いニュアンスも豊富で、洋梨やリンゴ、それにミツっぽさもよく出ていました。

味わいは、酸しっかり。明るくしっとりした酸が第一印象を持っていきます。果実味も十分で、酸の後ろから洋梨的なそれが追いかけてきます。ミネラル感もありますが、口当たりは柔らかく軽め。ボディはライトですが、密度は感じました。

今回は食事には合わせず、グジェールをつまんだくらいですが、香ばしいグジェールの香りにワインの香りや果実味がいい相性で、いいつまみになりました。
味の印象は結構しっかりしているので、食事との相性は幅広そうです。ただ、赤身の肉などよりは魚系のものや、白い肉、野菜類などの方が良さそうです。

定番の銘柄ですが、改めて飲んでみるとやはりいいですね。バランスもよく、シャンパーニュらしさを感じられつつも使い勝手のよさも感じました。


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