テーマ:ワイン大好き!(30818)
カテゴリ:ドイツワイン
今回は、ドイツの白。先日、鳴門市ドイツ館のドイツワイン祭りに行った際に購入したワインになります。 オーバーヴェゼーラー・リースリング・ホッホゲヴェックス・トロッケン2012。生産者はゴスヴィン・ランブリッヒという、ミッテルラインのワイナリーです。2015年で設立40周年という、まだ新しい作り手。詳細はよくわかりませんでしたが、リースリングの他ピノ・ブラン、シュペートブルグンダー、ドルンフェルダー、カベルネ・ドルサといった品種を栽培していること、ワイナリーにワインバーが併設されており、このワイナリーのワインやお料理なども頂けるという事はわかりました。 このワインは、ドイツ館のミュージアムショップのワインを輸入しているドムという会社のオリジナルアイテムですので、調べても他に扱いがあるところはないようです。価格は、3186円でした。 色は薄い黄色。レモネード系のドイツのリースリングの若いやつ感バッチリです。 香りは、リンゴや蜜っぽさといったリースリングらしさをバッチリ感じるもの。加えて、グレープフルーツや軽いレモンといった黄色い柑橘、それにスウィーティのような緑系の甘い柑橘といったもの、少々のパイナップルっぽさ等が感じられ、さらに、らしい鉱物っぽさ(ちょっと重め?)や軽いオイリーさ、それに微かなカラメル的ニュアンスといったものも感じられました。 味わいは、トロッケン表記という事で辛口に分類されるものではありますが、果実味の膨らみは結構あります。開けたては微発泡しており、太さとシャープさを併せ持つ酸が前面に出ていますが、時間と共に果実味の影響力も増してくる感じです。また、ミネラル感やエキス分も十分で、クリアーさはあるもののそこまで軽いというわけではなく、ミディアム位のボディはありました。 食事との相性では、やはりお寿司は間違いなし。特に、イカやエビとは鉄板で、ネタの甘み、シャリの甘み、ワインの果実味、ミネラル感、そして酸とすべてが調和しつつ、味わいの陰影はよりはっきりし立体感が生まれるといったところ。 また、お寿司ですと巻物系にもよく、どうやらノリとワインの香りの相性がいいようでした。 その他、シンプルなキッシュロレーヌをつまんでみますと、玉ねぎの甘みや生地の塩気、ミルキーさにワインの果実味やボディの程々の厚みが中々はまりましたし、ローストビーフのサラダを合わせますと、野菜のみずみずしい甘みにワインの酸や果実味が合うのはもちろん、肉とも、脂感や旨みに負けない厚みのおかげで、想像以上に果実味や酸と肉の旨みの対比を楽しめました。 イベントでも売れ行き好調だったそうですが、味わいの各要素のバランスがよく、納得です。ドムのスタッフさんが現地へ行って試飲し、見つけたワイナリーだそうですが、これは結構な掘り出し物だなと思います。 ドムにはそういったアイテムがまだまだありますし、鳴門駅近くにショップもありますので、また帰省の際には面白いドイツワインを探したいものです。 にほんブログ村 「ワインモア」でこの記事をチェック! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014年05月22日 22時21分20秒
コメント(0) | コメントを書く
[ドイツワイン] カテゴリの最新記事
|
|