テーマ:ワイン大好き!(30818)
カテゴリ:フランスワイン
今回はボルドーの赤。メドックはマルゴーのちょっといいワインになります。 シャトー・マルキ・ド・テルム2010。マルキ・ド・テルムはマルゴー村の4級シャトーになります。因みに、「テルム」はローマの浴場(テルマエ・ロマエのテルマエに相当するでしょうか)という意味だそうです。何度か所有者が変わったそうですが、1935年からセネクローズ家が取得、現在に至ります。マルゴー村に加え、カントナック村、スーサン村、アルサック村に畑を所有し、カベルネ・ソーヴィニヨンを中心にメルローやプティ・ヴェルド、それにカベルネ・フランも栽培しているそうです。 セパージュは、カベルネ・ソーヴィニヨン60%、メルロー35%、プティ・ヴェルド5%。価格は、写真のお店で5378円。 色はまだまだ黒々としています。ただ、エッジにはルビーも見えています。 香りはベリー感しっかりで、ブルーベリーっぽさを軸にブラックベリー、それに完熟赤ベリーや各種ベリーのドライフルーツといった要素が感じられます。また、意外と赤いフルーツ感があり、アセロラっぽさも感じたでしょうか。その他、赤い花や茶色いスパイス、プラム、胡椒っぽさ土っぽさといったものが感じられました。 味わいは、渋みの印象強め。ただ、全体的にまとまった、優しさのあるもので、渋みの直ぐ後に温かみのある果実味と、チャーミングな明るい乳酸系の酸がピッと入って来ます。ボディはもちろんフルボディで、骨格も感じますが、なめらかさや柔らかな質感といったものもありました。 食事との相性ではやはり肉ですが、しなやかな雰囲気と渋みは脂のしっかりしたものにもいいです。 牛肉のたたきをつまんだのですが、和牛だったため結構霜が入っていました。しかし、ワインの渋味のおかげで脂っこさを感じることはなく、かつ、脂の旨みはよく引き出されていました。また、肉の持つ香りとワインのフルーツ感がこれまたいい相性でした。 バランスの良さがあるので、案外煮込み等よりもこういったタタキ、あるいはローストビーフやステーキなど、素材の味をダイレクトに楽しむタイプの料理の方が相性がよさそうな気はしました。 まだまだ若さがありますが、まとまっていて結構現段階でも美味しく飲めてしまったりしました。ただ、渋みが気になるなら、やはり熟成させるか、肉類・チーズなどと共に楽しんだ方がいいでしょうね。 にほんブログ村 「ワインモア」でこの記事をチェック! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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