テーマ:ワイン大好き!(30813)
カテゴリ:日本ワイン
さて、今回から先日のイタリア系日本ワインの会のワインです。先ずは新潟の白。 ヴィーノ・ビアンコ・イトシゲラネ2011。生産者はセトワイナリー。2011年設立の新しいワイナリーです。新潟という事で、例のごとくカーブドッチのワイナリー塾のご出身の瀬戸さんが始められました。ブランド名のカンティーナ・ジーオ・セットは、イタリア語で「瀬戸おじさんのワイン蔵」という意味。瀬戸さんはイタリアワイン好きで、白ワインにはビアンコ、赤ワインにはロッソと名付けている他、なんとネッビオーロの栽培もされているそうです。 セパージュは、ワインボトルにはシャルドネ他と書かれていました^^;価格は、2800円程度ですが、楽天内では完売のようです。因みに、「イトシゲラネ」とは新潟の方言で「美しいね」という意味だそうです。 色は、青みがかった黄色でややツヤも感じます。 香りは、古小樽での熟成、発酵をしているということで、抜栓直後にはバナナや、軽いスモーク香といったものを感じました。また、和梨やリンゴ、それにピオーネ系?のようなブドウ感といったフルーツっぽさに加え、カスタード+少々のバニラビーンズ的な甘いニュアンスもありました。その他、白い花的なフローラル系の要素、乾燥ハーブ、ミネラルといったものも。 味わいは、バランス型です。柔らかい果実味が最初に出ますが、しっとりしつつも明るさのある酸がすぐに前に来ます。また、旨みもたっぷりで、海辺のワインらしいまったりとしたミネラル感と共にはっきりと感じられました。ボディはライトですが、程々の凝縮感や、前記ミネラル感によるしなやかさも感じました。 会では、大麦のスープや玉ねぎのパンナコッタのタイミングで飲みました。 スープとの相性も結構よく、豊富な旨みとワインの旨みが合うほか、香りの面でも、麦の香りにワインのスモーキーな雰囲気がなかなか。 玉ねぎのパンナコッタとはバッチリ。玉ねぎの甘みとワインの果実味や香りの甘いニュアンスがよく結びつきますし、パンナコッタのクリーミーさ、まろやかさにワインのしなやかな質感がこれまたマッチ。 その他、これからの季節岩牡蠣等にも良さそうなワインでした。抜栓直後は、飲んだ全員が「固い」と感じるくらいの状態でしたが、グラスに注いで20分程度で開いてくる感じでした。 味わいのバランスがよく、香りも複雑で、かなり面白いワインでした。こちらのワイン、他にもいろいろ是非飲んでみたいです。 にほんブログ村 「ワインモア」でこの記事をチェック! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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