テーマ:ワイン大好き!(30799)
カテゴリ:日本ワイン
折角なので、今回も甲州です。サントリーが手掛ける、日本ワインの新ブランドになります。 サントリー ジャパンプレミアム甲州2012。生産者はサントリーです。登美の丘ワイナリーの前身は1909年の登美農園まで遡ります。その後、1936年に、マスカット・ベーリーA等の産みの親である川上善兵衛氏とともに、サントリー創業者鳥井信治郎氏が取得し現在に至ります。 ジャパンプレミアムは、日本産原料100%にこだわり、ブドウ品種別のシリーズと産地別のシリーズをリリースしている、2010年から始まったブランドです。 セパージュは甲州100%。価格は、写真のお店では1590円です。 色は極めて薄い黄色。仄かに果皮のイメージを感じさせる雰囲気もあります。 香りは、柚子やかぼす的な和柑橘がよく出ています。また、フルーツっぽさとしてはビワやリンゴ、或いは少々のアケビっぽさといったものが感じられました。その他の要素としては、やはり酵母っぽさや白い花、吟醸香的雰囲気が強め。加えて、ほんのりとですがクリームやナッツっぽさも感じられました他、ミネラルも。 味わいは、しっとり系ながらも強さのある酸がメイン。そこに、旨味やどこか梨を思わせるような果実味がほんのりと乗っかります。後口には、甲州らしい少々の苦味も。ボディはライト。あくまで繊細な、その範疇の中でですが、ハリやミネラル感もあります。 食事にはよく合います。まさに日本の食中酒といった趣です。 お寿司をつまみますと、イカやエビの甘みにワインの果実味や酸がいいですし、酢飯の甘みや酸味もそこによく調和します。また、エンガワなど脂の乗ったネタにも結構いい感じ。酸が利いてますね。ただ、穴子やイクラと合わせると、ネタの鮮度もあるのかもしれませんが、やや生臭味が出たでしょうか。 他に、面白かったのが鶏の唐揚げ。醤油味は全く問題無いのですが、やはりちょっと脂に負け気味でした。そこで、スダチを搾ってみたところ、その香りと酸味が脂の印象を抑えてくれたからか、相性がグッとアップしました。 また、茹でたカボチャやカリフラワーなど野菜の甘みにもいいですし、青魚もok。 唐揚げは半身揚げくらいの大きなものだったのですが、ワイン+スダチでペロッと頂けました。 実は、旅番組を見てましたらオーストリアを訪問しており、そこでフライドチキンをよく食べる事が紹介されていまして。確かに、オーストリアワインの白はレモン等を搾ったフライドチキンと合わせたりすると聞いていましたところ、それならば、日本の白には柑橘を搾った唐揚げがいいんじゃないかと思い、試してみたくなり近所のスーパーでこのワインと唐揚げを揃えた次第です(^^)想像以上に良かったです。 にほんブログ村 「ワインモア」でこの記事を チェック! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014年08月17日 22時04分33秒
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