テーマ:ワイン大好き!(30797)
カテゴリ:泡モノ!
今回も夏場らしくスパークリングです。オーストリーのグリューナー・フェルトリナーを使ったものになります。 グリューナー・フェルトリーナー・ブリュット・ゼクト2011。生産者シュタイニンガーは、ウィーンから北西に車で1時間位の場所になるカンプタール地方のワイナリーです。カンプタールには黄土(レス)の土壌や、原生岩の多い斜面の土壌が広がります。スティルワインも手がけますが、オーストリーを代表するセクト=スパークリングの作り手としても有名。白、ロゼ、そして赤と、現在は8種類のセクトを手がけているそうです。製法はすべてシャンパーニュ方式、いいセクトはいい原酒からをモットーに、原酒の個性を活かした造りを志向しています。 価格は、写真のお店で3218円です。 色は薄い黄色。軽いツヤはあります。 泡はパワフル。キメは程々ですが、勢いが強く持続力もあり、翌日まででも十分持ちました。 香りはグリューナーらしい白コショウや緑のコショウといったニュアンスがよく出ています。また、微かな薄荷やグリーンハーブといったものも感じられますね。その他、やはりグリューナーの個性といえる黄色いフルーツや、黄色い柑橘、リンゴなどのフルーティさも強いです。加えて、ミネラルや土っぽさも。スパークリング的な酵母やパンといったものはあまり感じませんでした。 味わいは、香りのフルーティさに似合う果実味しっかりのもの。ドサージュの影響や、酸がしっとり大人しいことも関係するでしょうが、ジューシーな印象です。そのインパクトに負けないエキス分やミネラル感のある、ミディアムフル程度のボディも印象的でした。また、後口にはグリューナーらしい微かな苦みも。 このジューシーさですし、単独でも十分いけます。よく冷やしておけば、味わいをよりシャープに感じることも出来るでしょう。 ただ、そこはやはりオーストリー、食事にも合わせられます。フライドチキンにレモンを絞ると、やはり手堅いです。チキンの旨みにレモンの酸と香りが加わるところに、ワインの果実味やハーブっぽさを中心とした香りの要素がよくはまります。また、泡の勢いが強い為後口もさっぱり。 一方、魚系ですと、サーモンやブリ等脂ののったものの方が合わせやすいですね。ワイン自体にインパクトがあるので、脂の柔らかさと合わせてやると旨みがより際立つ感じです。マグロのトロなども面白いかもしれません。 「スパークリングワイン」というよりも、発泡しているスティルワインといった印象のある1本でした。ただ、グリューナーの爽やかさ等が泡によく合っており、これはこれでスパークリングワインの一つの形といえるかもしれません。 にほんブログ村 「ワインモア」でこの記事をチェック! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014年08月25日 19時38分08秒
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