テーマ:食べ物あれこれ(50257)
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前回からの続きです。
京都に1泊したのは、以前から行ってみたかったル・キャトーズィエムさんの予約がなんとあっさり取れてしまったからでした。 ここは、以前東京・六本木のビストロ、祥瑞にいらしたシェフがオープンされたお店。祥瑞さんと同じように、熟成牛肉の揚げステーキ等の肉料理と、ビオワインが頂けます。 実は以前、祥瑞さんへお邪魔させて頂いたのですが、その際は一人だったので、シャルキュトリー盛りをお願いしたところそれだけでお腹いっぱいとなってしまい、ステーキまでたどり着けませんでした。その時お店にいらしたシェフが、このル・キャトーズィエムのシェフという事で、今回は数年越しの再挑戦となりました。今回は知人の方と一緒だったので無事ステーキを頂けました^^ 先ずはグラスワインで乾杯です。私はダニエーレ・ピッチニンのビアンコ・デイ・ムーニを頂きました。ビオらしいオレンジがかった色合いでしたが、香りのフルーティさやスパイシーさなど、あまり癖のないタイプでした。 シャルキュトリーなどもありますが、肉肉というのも何なので先ずはサラダ的なものを。こちらはフルーツトマトとブラータチーズ。上の白いのがブラータチーズ。初めて頂きましたが、モッツァレラチーズの中にクリームを加えたモッツァレラチーズが包まれているというもので、フレッシュかつクリーミーなチーズでした。 甘味だけでなく、きっちり酸味のあるトマトとの相性は言わずもがな。オリーブオイルや、塩加減もいい感じでした。正直、これは一皿一人で食べられるかも^^ パンは吉田パン工房のものです。京都市内のレストランへの卸がメインというこちらのパン。カンパーニュのようですが、酸味は強くなく、甘みを感じられます。また、特筆すべきはその食感で、ツルツル滑らか、とでもいうべき柔らかなものでした。この手のパン最近多いですが、ちょっと他とは違う、図抜けた存在感があります。皮の焦げたところも香ばしくていいですね。これだけでワインやビールがかなり飲めそう^^ 赤はボトルでドメーヌ・ガングランジェのアルザス・ピノ・ノワールを。最初は微発泡感とビオっぽさがありましたが、時間と共に赤いフルーツやちょっと黒っぽいニュアンスといったものがよく出てきました。また、味わいはバランス型でなめらかかつ透明感のある質感ですが、ミネラリーで芯は通っています。 そしてメインのステーキです。たっぷりポテトフライがついてくるところもフレンチビストロらしいですね。熟成肉を使用されており、独特の香ばしさがあります。また、揚げ焼き的な調理法で中の日の通り具合、肉汁の残り方など素晴らしいですね。噛みしめて、その食感とあふれ出る旨みを堪能できますし、外側のカリッとしたところがまたいいアクセントになります。 お肉は産地が日によって違うそうで、今回は残り少なかった、確か栃木?のものを頂きました。あと、ポテトフライもシンプルですが芋の旨みを楽しめてかなり良かったです。 正直、アルザスピノにこの赤身肉はどうかと思いましたが、肉が脂ではなく旨みと質感で食べさせるものなおかげか、ピノのしなやかな質感や果実味、ほんのりとしたタンニンとよくマッチします。旨みを引き出してくれました。 店内には生産者のサインらしきものも。いいと聞いていましたが、噂以上のお店です。2階にあってキャパはあまり大きくなく、予約は取りにくいようですが、これはもう仕方ないでしょう。個人的に、牛肉はこういう食べ方で決まりという感じです^^ 京都といいますと、やはり和食、加えて、最近はイタリアンも有名ですが、フレンチビストロでも素晴らしいお店がありますね。予約取れればまた是非行きたいところです。 帰りには、ちょっと寄り道。四条通りから新京極に入ってすぐのところにある寿司 乙羽さんでサバ寿司を購入です。 乙羽さんは明治中期創業の老舗で、お稲荷さんやちらし寿司、夏場の鱧の箱寿司、冬場のアナゴの蒸し寿司といった関西寿司のお店です。 鯖寿司を頂けるお店は京都に有名店がいくつもありますが、こちらはアクセスが良く、価格も手頃で(1人前は1400円程度)、クオリティーも高いと、京都で鯖寿司(だけではありませんが)を買おうとなった際には真っ先に向かうお店の一つです。 こちらが鯖寿司。昆布は白板で昆布ごと食べられるタイプです。鯖は少し炙ってあるのか香り高いです。醤油を付けてくれますが、味はしっかりついているので無しでも十分。 鯖の美味しさは勿論、シャリもいいですよ。米粒自体の堅さも固すぎず柔らかすぎずでいいですし、空気の入り方も絶妙。 ステーキも鯖寿司も、書いていてまた食べたくなりました^^ にほんブログ村 にほんブログ村 「ワインモア」でこの記事をチェック! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014年09月08日 23時13分34秒
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