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2014年09月17日
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カテゴリ:ドイツワイン

今回は、秋の夜長には最適なドイツの甘口ワインです。
パオリンスベルク・リースリング・シュペートレーゼ2010。生産者パオリンスホーフはモーゼルのケステンという土地のワイナリーです。その起源は936年の修道院まで遡るという歴史ある畑ですが、なんと最大斜度は70度というものすごい環境にあります。デボン紀の土壌でリースリング専門にやっているようです。ゴー・ミヨの評価は高く、地域第3位となっています。
価格は、写真のお店で3800円。

は青みがかった黄色。デザートワイン的な濃い色合いではなく、白ワインらしさのあるものです。

香りは、花の蜜やハチミツといった蜜っぽさ、それにリンゴやオレンジといったフルーツ、加えて、軽い貴腐感といったらしい要素が感じられます。ただ、そこは流石モーゼル第3位というべきか、甘いニュアンスだけではなく、モーゼルのリースリングらしい鉱物的なミネラリーさや、白コショウなどのスパイス、微かなハーブ、それに白い花といったものも感じられました。

味わいは、シュペートレーゼという事で当然甘味があります。残糖の甘みをきっちり感じますが、むしろ主役は酸。シャープで明るく、かつ強さのある酸がメインで、甘みよりも前に来ます。この辺はかなり驚きのバランスでした。ボディはミディアム程度ですが、デザートワイン的なとろみの強いものではなく、ミネラル感キッチリの硬質さすら感じるような質感となっていました。

今回は、特段料理には合わせず、ロックフォールをつまんだ程度ですが、酸基調の味わいにはちょっとミルク感が強い位だったかもしれません。勿論、甘みもありますし、香りの蜜っぽさ等もあって合わないわけではないのですが。
寧ろ、これは砂糖を使った煮物や押し寿司などの方が面白いかもしれません。また、鶏料理などと白ワイン的に、かつ、塩気との対比など、甘みをアクセントとして使えるようなマリアージュを模索してみてもよさそうです。

しっかり甘口、と思って飲んだのですが、流石はモーゼルという酸味がシッカリの味わいでした。ワイン的にまだまだ若いのでしょうね。この酸が落ち着いたときにどんな表情を見せるのか、大変気になるワインでした。勿論、今の段階でもフレッシュで美味しいのですが^^

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最終更新日  2014年09月19日 06時57分38秒
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