テーマ:ワイン大好き!(30793)
カテゴリ:日本ワイン
今回はボルドー大学教授にしてワイン醸造家であるデュブルデュー氏をコンサルタントに迎え作られた甲州です。 シゼン・キュヴェ・ドゥニ・デュブルデュー 2011。ジャパンワインプロジェクトが甲州の可能性を追究すべく発足、デュブルデュー博士の協力を得て、OIV基準でワインを作ったのが2004年。ロバート・パーカーが始めてポイントをつけたワインとなりました。その後、2006年には甲州垣根栽培を実践、2008年には欧州への輸出も実現しました。さらに、ドメーヌ・シゼンという名前となり、さらに富士山ワイナリーというワイナリーも出来ました。 価格は、写真のお店で1944円。 色は極薄いです。概ね透明といっていいでしょう。 香りは、裏ラベルにあるように、ピーナッツ的なナッツ感を感じます。そこにリンゴや梨、それに柚子やカボスなどの柑橘類といったものが出ていますし、時間とともに白い花や微かなバナナといった要素も感じられました。また、ちょっと蜜っぽいニュアンスも。 味わいは、酸基調。シャープで強く、かつしなやかさのある酸が絶対的中心として君臨しています。果実味の印象は全くないといってもいいですね。旨味もありますが、酸のお陰かキレのいいものです。ミネラル感もありつつ、ライトでパリッとしたボディも、酸とのバランスがいいですね。 食事にはよく合う、といいますか、何とも喧嘩しない安心の味わいです。 そんな中でも特に好印象だったのが、サーモン。ワインのナッツ系のニュアンスが、サーモン独特の香りにばっちりはまります。また、脂のコクにワインの旨味がいけます。酸は、後口をさっぱりさせてくれますが、これに関してはあらゆる食事に対して望める効果です。 他に、魚介ですと貝柱にもいい感じでした。貝柱の甘みに、ワインの繊細な果実味が呼応してより引き出される感覚でした。 また、貝柱などはスダチなど柑橘を使うことで香りの面での相性が増します。柚子風味のサラダなどにも良好な相性でした。 欧州基準で作られており、補糖もほぼ無いといっていいもので度数も9%というものですが、酸の強さもあって飲みごたえが無いということはありません。 さっぱりと、しかし存在感はある味わいで、食事と合わせて楽しいワインです。 にほんブログ村 「ワインモア」でこの記事を チェック! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014年09月28日 20時35分39秒
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