テーマ:ワイン大好き!(30789)
カテゴリ:泡モノ!
今回はドイツのスパークリング。リースリング100%のゼクト・トロッケンです。 ナーエ・ゼクト・b.A.・リースリング・トロッケン。生産者パウル・アンホイザーはナーエの地で400年近い歴史を持つ大変古い作り手の家系です。現在のワイナリーとしてのスタートは1888年ですが、それでも100年以上前になります。バート・クロイツナッハ村が本拠ですが、ナーエの他の地域の1級畑も保有、現在も木製の大樽を用いた醸造を行い、リースリングを中心としたワインを手がけています。 価格は、写真のお店で1944円。なお、現在のところ送料込みのようです。 色は薄い色合いですがツヤはあります。輝きのある青みがかった黄色といったところ。 泡はキメは価格なりですが、勢いと量は中々のもの。しっかり刺激があります。 香りは、リンゴや白い花、蜜といったもの、それに若干のオイリーさもあり、リースリングらしいです。また、スウィーテイやミカン、微かなオレンジの皮的な柑橘系のニュアンスや、マスカット系のブドウっぽさも。その他、若干のスパイスやホイップクリーム、ミネラルといった要素も。 味わいは、トロッケン=辛口表記ですが、果実味はかなりしっかりあります。割とボリュームを感じるもので、そこに明るくしっかりした酸が、じわじわ染み出してくる感覚です。全体的にジューシーな印象。後口には旨みも。ボディはライトで、ミネラル感もありパリッとスレンダーなタイプです。 こういうタイプですから食事には合わせやすいです。 以前作った柿の白和えや、柿をイチジクに変えたものをつまんでみますと、マスカルポーネやゴマダレを用いた和え衣の濃厚さ、クリーミーさとワインの果実味や泡の質感が合いますし、そこにフルーツの甘みや酸味が加わると、そちらもワインの果実味や酸にあうようで、全体としての相乗効果が見られました。柿は固めのものを用いると質感の相性も良くなりますね。 また、チキンカツの大葉チーズ包みなるものがあったので合わせてみますと、衣の脂やパン粉のニュアンスに負けることなく、チキンの旨み、衣や大葉の香り、チーズのまろやかさや塩気にワインの果実味や泡の質感がよくマッチしました。 あと、意外とよかったのが海鮮の巻き寿司。刺身で行くより、シャリの甘みやノリの香りの相性がいいのか、トータルとしてのマリアージュ感はこちらの方が上でした。 まあ、価格なりのスパークリングといった感じではありますが、「リースリングのスパークリング」を比較的手ごろな価格で味わえるワインではあると思います。 泡の刺激は弱まってしまいますが、香りを優先するなら、フルートグラスよりもリースリンググラス等大きめのものを使った方がいいかもしれません。 にほんブログ村 「ワインモア」でこの記事をチェック! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014年10月19日 00時23分14秒
コメント(0) | コメントを書く
[泡モノ!] カテゴリの最新記事
|
|