テーマ:ワイン大好き!(30789)
カテゴリ:ドイツワイン
今回はドイツの甘口です。シュペートレーゼは酸と甘みのバランスが結構作り手やヴィンテージによって違いますが、こちらは甘み重視系。 シャルツホーフベルガー・リースリング・シュペートレーゼ2009。生産者トリアー慈善連合組合は、トリアーの街にあった慈善院や養老院などが、1794年、ナポレオンの命により一つにまとまったものです。ワイン醸造は、その中の、中世からワイン作りを行っていたという聖ヤコブス病院が母体です。55ヘクタールの畑を、ザールを中心に所有していますが、本ワインはモーゼルの最銘醸畑とも言えるシャルツホーフベルグのブドウを使用しています。 価格は、写真のお店で3394円。 色は薄い黄色。ツヤ感は感じますが、そこまでまだ濃い色合いではありません。 香りは、蜜入りリンゴや花の蜜、ハチミツといった蜜の甘いニュアンスがよく出ています。そこに、マスカット的なブドウや、それに連なる感じで白コショウなどのスパイス、乾燥ハーブ、ミネラルといった要素が感じられました。また、フルーツ感では、柑橘っぽさも結構あり、ミカンやグレープフルーツ系のそれがありますね。 味わいは、甘口ですから当然甘味しっかり。重心低目のしっかりした甘味です。酸も勿論ありますが、リンゴ酸系の明るい酸が甘みの後ろにきらりと光る、といった感じで前にガンガン来るタイプではありません。主役はあくまで甘味ですね。ボディはミディアム程度。エキス分、グリスがあり、さらに甘い等級のような重さはありませんが、目の詰まった質感ではあります。 貴腐ワインやアイスワインほどの甘みではありませんので、砂糖の利いた和食や、甘味と酸味のあるフルーツソースの肉料理等には合わせられるのではと思います。 ただ、今回は大人しくチーズをつまむ程度にしておきました。フルムダンベールのようなバランスのいいブルーチーズはいいつまみでした。また、エーデル・ピルツケーゼのようなクリーミーなタイプもよさそう。 目の詰まった感じ、しっかりした甘味などは、やはりシャルツホーフベルグの力という事でしょうか。2009と多少時間の経過したワインではありますが、まだまだ熟成もいけそうな感じです。 にほんブログ村 「ワインモア」でこの記事をチェック! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014年10月26日 23時39分53秒
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