テーマ:ワイン大好き!(30789)
カテゴリ:南アフリカワイン
今回は南アフリカのソーヴィニヨン・ブランです。 カセドラル・セラー・ソーヴィニヨン・ブラン2012。生産者KWVは南アフリカ、パールのワイナリー。1918年の設立時は農協で、設立目的はブドウの供給過多などに備える南アワイン業界の安定化でした。その後、1997年に民営化されました。契約農家数は50件を超えるそうで、農協としての歴史のおかげもあってそれらの農家とは長期契約を結んでおり、ブドウ栽培や収穫についてもその意向が強く反映されています。 セパージュはソーヴィニヨン・ブラン100%ですが、3か所の畑のものを使用。価格は、写真のお店で1814円。 色は薄い黄色。輝きも大人しく、淡い色合いです。 香りはライムやスダチといった青い柑橘、それにグレープフルーツや柑橘の皮など柑橘のニュアンスと、パッションフルーツやトロピカルフルーツ系の要素がよく出ています。また、青い草やグリーンハーブ、それにアスパラガスっぽさなどの緑感やミネラルといったものも。 味わいは、旨みを伴う酸主体。丸みのある酸ながらも明るくフレッシュです。果実味は優しく繊細で、酸と比べると脇役的なバランス。また、後口にかけて少々の苦味も。ボディはライトで、ミネラル感のあるパリッとしたもの。 まあ、これが食事に合わないという事はあり得ないですね。 お寿司をつまんでみますと、基本的にどれとも喧嘩などしませんが、特に相性の良さを感じたのはエビやイカといった白身ながらも甘みの強いものや、意外なところで赤身。赤身の鉄っぽい旨みとワインの酸やミネラルが結構馴染みます。 また、シンプルに野菜サラダでもOK。ドレッシングにこだわるより、オリーブオイル+塩くらいで十分。野菜のみずみずしい甘みにワインの果実味や質感がマッチします。 後は鶏ですね。鶏肉の天ぷらを抹茶塩で試してみましたが、鶏の旨みにワインの各要素が嵌ります他、油をさっぱりさせつつうまみを引き出す感じも。抹茶塩との相性も、香りの共通性があるのか、緑の雰囲気が際立ちました。 よく出来たワインです。南アのクオリティをしっかり感じられます。ブドウは、ステレンボッシュ南東の冷涼な地域で栽培されたものだそうで、その影響か果実味より酸が際立つバランスで他のニューワールドのSBとは雰囲気結構違います。 また、KWVではSBを5年以内に飲む早飲み用と考えているそうで、樽はあえて不使用だそうです。 にほんブログ村 「ワインモア」でこの記事をチェック! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014年11月04日 08時03分25秒
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