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ワインヲタ入門生のチラシの裏

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2014年11月04日
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カテゴリ:日本ワイン

今回はシャトー・メルシャンを代表するこちらです。
甲州きいろ香2012。生産者はシャトー・メルシャン。日本最古参のワイナリーの一つであり、現在の日本ワインを代表する作り手の一つとも言えるワイナリーです。きいろ香は、甲州に隠された香りの要素を引き出すべく、故・富永教授と共にメルシャンが研究を重ねたどり着いた柑橘系の香りを強く引き出したワインです。日川沿いの砂礫土壌で、ボルドー液を控えて栽培された甲州から、その香りを得ることに成功しました。
価格は、写真のお店は2214円ですが、ヴィンテージの記載がありません。最新は2013ですので、もう切り替わっているのかもしれません。

は極薄いです。黄色も殆ど感じないといっても過言ではないでしょう。

香りはグラッシーです。ソーヴィニヨン・ブラン的でさえある青いニュアンスを感じます。柑橘の要素も、柚子的な黄色いそれも感じますが、ライムやスダチ、かぼすといった青い柑橘がよく出ていたでしょうか。その他、青リンゴや梨、それに微かながらバナナっぽさも。加えて、若干シロップっぽさやブドウそのものっぽさといったものも。

味わいはバランス型で穏やかな物です。ただ、その中でもしっとり系の酸がじわじわと存在感を主張してはいます。果実味は大人しいもの。旨みは豊富です。ボディはライトでミネラル感もありますが、丸さ、柔らかさ、ふくよかさを感じなくもない質感ではあります。

食事には、まあ合わないわけがないというワインです。
鱧の湯引きを、スダチ醤油と梅で食べてみましたが、どちらも行けます。梅の旨みや塩気+鱧の旨みにワインの繊細な果実味や旨みが合いますし、酸はどうやら似たものがあるようでした。一方、スダチ醤油とは、やはりスダチの香りや酸とワインの香りや酸が引き合いますね。
また、湯引きした残り湯で野菜を炊いてみましたが、そちらともいい感じ。かぼちゃや玉ねぎ、トマトを使いましたが、トマトの旨みや酸とも嵌りますし、野菜の甘み+鱧出汁の旨みに、ワインの酸や鮮烈な香りが、メリハリをくれました。

この香りはやっぱり面白いです。ソーヴィニヨン・ブラン的ですが(このヴィンテージは特にそうでしょうか)、やはり、柑橘に和を感じるのは流石です。
ちょっとこなれて、食事との相性も幅広そうですし(もう少し味の濃いものでもいいかも)、より楽しみの幅が広がったようにも思います。

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最終更新日  2014年11月05日 06時49分31秒
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