テーマ:ワイン大好き!(30787)
カテゴリ:日本ワイン
カリフォルニアが続きましたが、今回は打って変って日本ワインです。甲州になります。 ロリアン・勝沼甲州2012。生産者白百合醸造は1938年に内田家によってはじめられました。1985年の現在の位置への移転時、観光客も立ち寄れるワイナリーになり、さらに、フランスでワイン作りと共に現地の生活に根付いたワイン文化を学ばれた三代目就任後、家族や仲間と楽しめるワイナリーへと変貌しました。さらに、グラッパ作りも行っているという事で、酒好きから初心者まで幅広く訪れて楽しいワイナリーとなっているようです。 価格は、写真のお店では1836円。 色はツヤのある黄色。結構しっかりした色合いです。 香りは、クリームやバナナ、白い花といった割としっかりした要素も感じました。また、梨やリンゴ、ビワ、アケビ、何がしかの南国フルーツ的ニュアンスなどフルーツ感もたっぷりです。柑橘っぽさもありますが、温州ミカンっぽい甘くまったりした要素が強く、すっきり系柑橘は遠くの方に見えるかなといった程度。 味わいは、一番最初に来る要素は果実味のアタックです。ただ、それは決して濃く強いものではなく、あくまで甲州らしい繊細な物。そこに、旨みや明るくしっとりした酸が加わってくる感じです。後口にかけては、定番の軽い苦みも。ボディはライト。ミネラル感もあり、香りの印象とは違ってクリアーでパリッとした質感です。 食事との相性では、香りの印象や果実味のアタックのおかげか、エビとアボカドをマスカルポーネ+豆腐+ゴマダレで白和えにしたものをつまむとよく合いました。 ゴマのコク、チーズのまろやかさ、豆腐のミルキーさ、さらにはアボカドとどれもまったりした要素ですが、ワインの存在感が違和感なく溶け込みますし、果実味も馴染みます。一方で、軽い苦みや酸が、ワインの存在を主張してもくれ、どちらかが消されるわけではなく、しかしまとまりのあるマリアージュとなりました。エビの食感や塩気が、ワインを引き出してくれていた部分もあったでしょうか。 その他、シメサバをつまんでも全く問題なく、それどころか酸味が味のバランスを取りつつ果実味と旨みで味に膨らみが出ましたし、砂肝の焼き鳥とは、鉄っぽい旨みをクリアーに引き出してくれました。また、刺身ではサワラのまろやかな味わい、やわらかな質感との相性が良かったですね。 ワイン自体も、甲州としては結構味のインパクトがあるなという感じでした。ただ、このフードフレンドリーさは見事というほかありませんね。 今回は和食系ばかりでしたが、他にもクリーム系の洋食や甘みのある中華など、あれこれ試してみたいものです。 日本ワインといいますと、今月末30日にワイン食堂Baccoさんで開催いたします奥出雲ワイナリーワインメーカーズディナー、まだお席ございますので、是非是非ご参加ください! ワインメーカーズディナーといいましても、決して堅苦しいものではなく、作り手の方のお話を聞きながら、ワインと料理を楽しもう!というものです。お気軽に、お問い合わせ・ご参加頂ければと思います。詳細は上記リンクにてよろしくお願いいたします。 にほんブログ村 「ワインモア」でこの記事をチェック! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015年01月06日 19時37分02秒
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