テーマ:ワイン大好き!(30789)
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ワインメーカーズディナーのご報告を挟みましたのでちょっと間が空きましたが、12月7日の1日ワインバーフランス編のワインのご紹介、いよいよこれで最後です。
7、ドメーヌ・レスカルポレット レスカルポレット・ルージュ2012 こちらはフランスの南端、ラングドック・ルーションのワインです。 ラングドックは、南仏の安ワイン産地、というようなイメージを持たれがちかもしれませんが、近年、実力派の生産者たちがいいワインを作り注目されています。 レスカルポレットも、そんな新世代生産者の一つで、創業は2009年。レスカルポレットとは、フランス語でブランコの意味だそうですが、その名前の由来は「ブランコが止まらないようにこぎ続けるように、いいワインを造るために努力を続ける」というワイナリーコンセプトだそう。 ラングドックは温暖で、果実味のインパクトや度数の高さは得やすい産地ですが、レスカルポレットは上品さや繊細さ、フレッシュさ、なめらかさ、ミネラル感を備えたワインを理想としています。 そういったワインを暑いこの地域で作る秘訣は、早めの収穫で糖度の上がり過ぎを防ぐことだそう。そうなると、青臭みが出てしまいそうですが、醸し時間を短くすることで、皮からのそういった成分の抽出を抑えているそうです。 サンソー、カリニャン、シラーという地元で昔から作られている品種を用いています。南仏系らしいスパイシーな香りもありますが、なるほど、フルーティさが強く、味わいも、タンニンや果実味の強いタイプではなく、スムースでなめらかなつくりとなっています。それでいて、軽いという事は無い、バランス感のいいワインです。 8、オーギュスト・クラープ コルナス・ルネッサンス2008 こちらも南仏、コート・デュ・ローヌのワインになります。 南仏、といいましてもローヌはラングドックよりは北ですし、中でもコルナスは北ローヌになります。緯度で言えばイタリアのトリノに近いくらいです。 オーギュスト・クラープは、そんなコルナスのトップ生産社に数えられる一つ。ローヌ全体を見ても、ギガルやボノーなどの有名生産者に比肩する存在として認知されています。歴史も古く、こちらは250年以上の老舗です。 コルナスという事でシラー100%ですが、小樽ではなく、アルザスから取り寄せているという大樽、それも新樽ではなく古樽を用いることで、あまりごつ過ぎない造りを志向しています。 畑のブドウの平均樹齢は60年ほどだそうですが、このワインには20年程度のものが使用されています。 シラーらしい黒コショウやオリエンタルスパイスの香りがキッチリありますが、その向こうには赤い果実や花の香りがあり、北ローヌのシラーでイメージされるいかめしい感じはありません。 味わいも、タンニンや酸はしっかりしていますが、現時点でもバランスの良さを感じられるワインです。 12月7日の16時ごろより、フロマジュリー・ピノ岡山店さんで開催いたします1日ワインバーフランス編で、南仏の伝統生産者と気鋭の生産者の赤を、是非是非お試しください! にほんブログ村 にほんブログ村 「ワインモア」でこの記事をチェック! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014年12月03日 14時34分29秒
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