テーマ:ワイン大好き!(30792)
カテゴリ:日本ワイン
今回はシャトー・メルシャンのマリコヴィンヤードシリーズです。メルローになります。 マリコ・ヴィンヤード・メルロー2011。生産者シャトー・メルシャンは当ブログでもよく記事にさせて頂いています、1877年創業の大日本山梨葡萄酒会社を前身に持つ日本ワインの草分け的存在。マリコヴィンヤードは1999年にプロジェクトが始動、2003年より開墾された、シャトー・メルシャン渾身のプレミアムレンジのワインを作る葡萄園です。礫を含んだ強粘土質の土壌で、長野県の上田市丸子にあり、メルローやソーヴィニヨン・ブラン、シャルドネ、それに幻ともいえるシラーなど、様々なブドウを栽培しています。 価格は、写真のお店で3348円。 色はやや暗さのあるルビーといったところ。綺麗な色合いですが、黒さよりは赤さの方が強いですね。 香りは、ラズベリーやコケモモなどの赤ベリーやそれらのドライフルーツ、チェリー、少々のヤマモモ?といったような赤いフルーツのニュアンスがよく出ています。ただ、それだけでなく、プラムやブルーベーリーなど、色の濃いフルーツも。さらに、チョコやココア、腐葉土的な、さらに色の濃い要素もきっちちあり、流石マリコヴィンヤードといった印象です。また、若干の茶色いスパイス感も。 味わいは、シャープな酸が印象的。そこに旨みが続きます。果実味は繊細で、印象としては酸や旨みより大人しいですね。渋みも、酸や旨みが広がった後に存在感を出してきて、後口にかけて結構感じました。ボディはミディアム程度。ミネラル感もあり、クリアーな印象を受けました。 果実味の印象が大人しく、クリアーさもあって、以前飲んだヴィンテージよりよりシビアでしなやかな感じを受けました。 食事との相性でも、脂しっかりの豚の角煮より(これはこれで、タンニンと脂の相性の良さがあるのですが)、肉の部分の多い焼き豚の方が、旨みの引き合いが見られいい相性だったように思います。 また、鶏肉でも、フライドチキンより照り焼きの方がよりよかったかなと。旨みの相性、タレの甘みや香りとワインの果実味・香りの相性は勿論、ボディの質感と肉のダイレクトなうまさの相性が良かったです。フライドチキンですと、どうしても衣のパンチに負けてしまいますね。 あとは、いっそもうカツオのたたきなど、赤みの魚の方が面白かったかなと。特に、カツオは脂も乗っていたのでつまみとしてよかったです。味付けはポン酢でも悪くないですが、塩だけで十分な感じ。 ちょっと大人しい目ではありますが、やはりバランス感や香りの強さ、凝縮感など、安心と信頼のマリコヴィンヤードのメルローといった感じですね。 にほんブログ村 「ワインモア」でこの記事をチェック! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014年12月10日 06時59分37秒
コメント(0) | コメントを書く
[日本ワイン] カテゴリの最新記事
|
|