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ワインヲタ入門生のチラシの裏

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2014年12月20日
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カテゴリ:ワイン会
ヴァルポリチェッラは、イタリア・ヴェネト州北部、ヴェローナ周辺の一部地域でのみ生産されるDOC赤ワインです。
クラシコ、スペリオーレ、レチョート、リパッソといったものがあり、中でもアマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラは2010年DOCGに認定されました。

今回、そんなヴァルポリチェッラのワイン、中でも、アマローネの飲み比べの会にお誘いいただきましたので、こんな機会は滅多にないとお邪魔してきました。
会場は岡山市役所近くのトラットリア・ミズオチさん。個人的にしばらくお邪魔できていなかったところ、ここが会場だったというのも参加の動機の一つです。

飲んだワインは以下の6種。メモは取れておりませんので、記憶にある感想を少々ここに書くだけにしておきます。

1、ベルターニ ヴァルポリチェッラ2013
先ずはスタンダードなヴァルポリチェッラ。
色は赤さがあり透明度もあります。スパイスや黒ベリーといったニュアンスの他、ナッツっぽさが結構出ています。また、余韻にかけてはアマローネほどではありませんが干しブドウっぽさも。果実味が軸ですが、柔らかさのあるもので、しっとりした酸もありバランスは悪くありませんね。ボディも、この後のワイン達に比べればずっとおとなしいです。


2、ベルターニ ヴァルポリチェッラ・リパッソ2011
こちらはリパッソ。リパッソとは、アマローネの樽に残った澱にヴァルポリチェッラのワインを加え、さらに発酵させるという製法。
流石にアマローネの澱を用いているとあって色は黒さが出て、透明度もぐっと減ります。香りにも、黒ベリーやプラムなどのニュアンスがよく出ていますが、メルローが少し入っているからか、赤いニュアンスもボチボチ。果実味バッチリの味わいでフルボディ、ただ、丸く滑らかな質感でそこまでごつくは感じませんでした。余韻にはバッチリ干しブドウが。


3、テッツァ アマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラ・ヴァルパンテーナ2009
ヴァルパンテーナとは、アマローネの中でも特別地区に指定されているエリアだそうで、テッツァはそのヴァルパンテーナで3代続くワイナリーだそうです。
もう色は黒ですね。赤系フルーツのジャムのニュアンス、それに甘草や茶色いスパイスといった要素がよく出ています。その他、チョコレート感なども。16度という度数で、そのアルコールのニュアンスも少々あったでしょうか。ただ、味わいではそこまで強烈のアルコールのアタックは無し。やはり果実の甘さ、ブドウの味わいがよく出ています。酸は乳酸系でしっとりと、タンニンもじわじわと果実の印象の後を追ってくる感じです。


4、フラテッリ・デガーニ アマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラ・クラシコ・ラ・ロスタ2010
こちらは、アマローネの中でもクラシコ地区のもの。フラテッリ・デガーニは、1900年代初頭からクラシコ地区でブドウ作りを続けている生産者だそうです。
色合いは3番より黒さ、深さが増したでしょうか。香りには、チョコレートやバニラ、カラメルといった要素がよく出ていました。もちろん、フルーツもありますが、ブラックベリーやブルーベリージャム、プラムなどより色の濃い要素が強まったように思います。味わいも、甘さが軸のバランスは3と似た感じですが、度数は大人しい分よりフルーツの濃さを感じたでしょうか。余韻にはチョコレートっぽさが出ます。


5、マァジ コスタセラ・アマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラ・クラシコ2009
コスタセラも畑名。ヴァルポリチェッラでも最高の畑の一つだそうです。
こちらも色はしっかり。ただ、香りではチェリージャムや赤ベリージャムなど、少し赤いニュアンスも出ていたでしょうか。ただ、スパイスやチョコレート、干しブドウなどの要素はきっちり。味わいも、結構バランス型で、勿論甘みはあるのですがそこまで濃いものではなく、酸や旨み、渋みなどもちゃんと存在感があります。口当たりも、フルボディですが柔らかさを感じました。


6、ベルターニ アマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラ・クラッシコ2006
陰干しには3か月、さらに、樽熟成には6年という長い時間をかける、アマローネを代表するワインの一つです。
色はやはり黒いですが、思いのほかガーネット感、赤さが見て取れます。香りにも、赤ベリーや赤い花系のニュアンスが出ています。また、ナッツやキノコ、バルサミコなど複雑さを感じる要素も。勿論、チョコレートやベリージャムなどの甘い雰囲気もありますが。味わいも、そこまで甘みが来るわけではなく、落ち着きを感じるものです。フルボディですが、しなやかさのある質感でした。


ヴァルポリチェッラ→リパッソ→アマローネと、似たところは多いですがやはり順に各要素が深く、濃くなっていくのは間違いありませんね。
そして、アマローネの中でも、フルーツが濃いもの、度数の力強さがあるもの、バランス型のもの、熟成したものと、それぞれ微妙に香りや味わいの構成要素が違ってきます。食事にもよく合いましたし、アマローネはやはり面白いワインですね。
個人的には、どれもよかったのですが、ヴァルパンテーナの度数の存在感の割に、食事との相性がいいところは結構印象的でした。

さて、その相性も含めてのお料理の写真は続きます。

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最終更新日  2014年12月22日 05時38分50秒
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