テーマ:食べ物あれこれ(50252)
カテゴリ:カテゴリ未分類
ウナギの名産地といえば日本のあちこちにあり、岡山にも、吉井川・児島湖といった産地があります。
そんな、幾つかあるウナギの名産地の一つに、福井・若狭地方の三方五湖があります。三方五湖はラムサール条約にも指定されている景勝地で、肥沃な環境となっています。 三方のウナギは、養殖物と天然ものの細口青ウナギがあり、小浜線三方駅周辺にはウナギ屋さんが何軒かあります。 以前知人の方と、ウナギが美味しいのはどこかという話になった際、富山と三方の名前が挙がりました。富山は中々遠いですが、三方なら十分日帰りできるという事で、ちょっと食べに行ってきました。 京都から湖西線で敦賀へ向かい、そこから小浜線へ乗り換えですが、敦賀の手前辺りはすっかり雪景色でした。また、敦賀駅から海側を望むと、山々は真っ白でしたし遠くには雪雲も。 敦賀から30分程度で三方へ到着です。驚いたのは、敦賀から1駅2駅くらいですっかり雪が無くなってしまったこと。敦賀以東の嶺北地方と以西の嶺南地方では、気候はかなり違うようです。三方駅前も敦賀に比べれば風も穏やかで暖かくさえありました。 今回お邪魔させて頂いたのは、三方駅からほど近い源与門さん。 写真は帰り際に撮ったので準備中になっていますが^^;、営業時間は平日11時から14時、日祝は11時から15時です。 今回は、営業終了15分前くらいでの三方到着になるという事で、電話で入店可能か確認させて頂きましたところ、快くOK頂けました。それどころか、なんと駅前まで迎えに来ていただけまして。本当にありがとうございました。 店内のお席は座敷です。部屋からはお庭と池も見えます。池には大きな錦鯉が泳いでいました。 そして鰻です!うな丼やうな重、真蒸し、それにかば焼きや白焼きの単品、一品料理など色々ありますが、今回は特重をオーダーです。ウナギは1尾丸ごとで3300円也、吸い物を肝吸いにしてもらったためプラス150円でした。 ウナギは関西風の腹開き+地焼き。表面はサクサクカリカリです。また、ウナギの脂は程よく、脂の旨さを楽しめつつも、魚としての肉質もしっかり感じられ、これはもう一口食べれば笑顔になれます。 また、タレも甘すぎず、ウナギの味わいと調和しつつも、ちゃんとウナギの味を感じさせてくれるところはうれしい塩梅でした。 加えて、米がまた美味しい。炊き加減もやや硬めで噛んで旨みを感じられますし、その旨み自体がシッカリしたもの。聞けば、やはり地元産のコシヒカリとのこと。 このご時世、スーパーでも国産ウナギ1尾を買えば結構なお値段ですし、焼きたてウナギの美味しい鰻重、それも、お米は福井のコシヒカリとくれば、3300円という値段はこれかなりお得だなと。 あ、あと、備え付けの山椒は是非使うべきです。鰻重自体は山椒無しでも行けるくらいですが、この山椒、非常に薫り高く、かつ辛さも華やかで、かなりの美味しさです。 また、この源与門さんには非常に珍しいメニューがありました。それがこの、ウナギのすり身揚げです。ウナギの調理法といいますと、焼くか蒸すか、或はボルドー辺りでよくある煮込みといったものくらいしか知りませんでしたが、揚げる、それも、すり身にして、というのは初めて見ました。 値段も、これで650円とお高いものではないのでオーダーしてみました。表面はカリッと揚がっていて、中はふわトロ。食感の対比が面白いです。 で、そのウナギのすり身ですが、今回写真に撮れていないのですが色は灰色系統。青魚のつみれのような色合いで、皮の影響が見て取れます。味わいも、しっかり魚。焼きや蒸しと違い脂感がダイレクトに来ない分、魚としての香りや旨みを感じられる印象です。塩で食べるスタイルでしたので、その影響もあるとは思います。 今回はノンアルコールでしたが、三方は梅の産地としても有名で、駅中の観光案内所でも梅干しや練ウメ、梅酒や梅ワインなどが売られていました。源与門さんにもビールや地酒の他に梅酒があり、すり身揚げはいいつまみになりそうです。 天然の旬は9月から10月頃だそうですし、来年もまた是非三方へウナギを食べに行きたいところです。その際には、梅酒も試したいですし、三方五湖をゆっくり見てみたくもありますね~。 楽天内に面白そうな三方の梅を使った梅酒がありました。現地に行ったら探してみたいところです。 にほんブログ村 「ワインモア」でこの記事をチェック! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014年12月24日 00時21分11秒
コメント(0) | コメントを書く |
|