テーマ:ワイン大好き!(30793)
カテゴリ:ワイン会
相変わらず、様々な国や地域のワインを飲み散らかしていますが、以前から割と興味が強いのが、シラーやグルナッシュといった品種。特に、最近では、そういった品種を呼称する時に使われる「ローヌ品種」という表現の元であるコート・デュ・ローヌのワインに関心を強めています。
そんなわけで、今回ローヌのワインを飲む会を行いました。人数は少なめでしたので飲めたのは以下の4本となりましたが、それでもコンドリュー(だった白)、コート・ロティ、シャトー・ヌフ・デュ・パプのワインをためすことが出来ました。また、順に記事にしていきたいと思います。 1、アヤラ・ブリュット・ナチュール ローヌにもスパークリングはあるのですが、今回は参加者の方の中に転勤間近の方がいらっしゃられたので、折角なら送別の意味も込めて、という事でシャンパーニュです。ノンドゼですが暖かな果実味がありました。 2、ジョルジュ・ヴェルネ ヴィオニエ・ル・ピエ・ド・サンソン2011 白はジョルジュ・ヴェルネです。コンドリューの原産地呼称委員会の会長を長らく務めた作り手ですね。元はコンドリューだったそうですが、規格変更でヴァン・ド・ペイになりました。らしい華やかな香りですが味わいは抑え目。 3、クリューゼル・ロック コート・ロティ・クラシーク2007 赤の1本目はコート・ロティです。新しい生産者で、エコセールの認証も得ている自然派です。エレガントな造りを志向しているというだけあって、まだ7年程度の熟成ですが、酸主体のしなやかなワインでした。 4、ドメーヌ・ド・ラ・ジャナス シャトーヌフ・デュ・パプ・ショーパン2004 2本目は南ローヌを代表する産地であるシャトー・ヌフ・デュ・パプです。ここのワインはラヤスを筆頭にエレガントなものも多いですが、今回はロティがあっさりということでパワフル系で。果実味どっしりです。 ローヌといいますと南の産地=濃いという印象を持たれがちですが、クリューゼル・ロックのロティは非常に優しく香りも赤果実が中心とちょっと驚きの1本でした。特に、個人的にエレガントなローヌはいくつか飲んできましたが、それでも流石にロティといえば若いうちはガチガチのワインが多いイメージでしたので非常に印象的でした。 また、ヴィオニエも、香りに似合った派手な味わいという感覚だったところ、今回のワインは日本酒的とさえいえる穏やかな味わいでこちらもびっくり。 やはり、ローヌも奥が深い。もっと飲んでいきたい産地です。 今回のワイン会は、倉敷美観地区南のフレンチ、プルミエさんでの開催でした。よくワイン会に利用させて頂いており、当ブログでも何度も記事にさせて頂いています。 見た目も味わいも素晴らしいお料理を今回もありがとうございました!因みにプルミエさん、今年は日本ワインも少し扱って行ければとのお話。これは、日本ワインの会もまた、させて頂かないといけませんね^^ 先ずは前菜。蝦蛄や蛸など、瀬戸内の魚介が並びますが、驚きなのは真ん中の青い器の中身。なんと、ナマコと阿古屋貝です! 阿古屋貝は真珠の養殖位でしか知らず、食べるというイメージは無かったのですがこれが非常に美味。シャクシャクといった感じの独特の食感と、結構多い旨みが楽しい食材ですね。一方のナマコはまさにナマコ。ナマコ酢で食べるあの食感です。味わいは、塩気と油分を感じるものですが、それが違和感なく楽しめ、ナマコって結構懐の深い食材なんだなと。 続いてはスープ。ジャガイモの素直なスープですが、まろやかさと旨みがいいですね。特に、お酒の合間に頂くとホッとします。 魚のメインは瀬戸内の鯛と真鱈の白子のソテーです。ソースは柚子を使った薫り高く濃厚なものでした。ヴィオニエをスープの時点で結構飲んでしまっており、どうしたもんかなと思いましたが、意外や意外、コート・ロティがよく合いました。 肉のメインは牛肉とイノシシの煮込みです。基本はブラウンソースで、イノシシの方はクリーム系もプラスされています。牛はトロトロで柔らか、イノシシは弾力と独特の旨み、香りが印象的なお肉でした。これがローヌに合わないわけがありません。が、2種類の赤で相性に違いがあったのは面白かったですね。 デザートはアイスとチョコケーキです。さっぱりいただけました。 マリアージュの発見も結構できて、今回も充実の会となりました。ありがとうございました! 今回のワインです。左からアヤラ、ヴィオニエ、コート・ロティ、シャトーヌフ・デュ・パプ。 おまけ。倉敷美観地区の夜のライトアップです。風情のある通りが多いですよ。飲食店も増えてますし、夜の美観地区もいいものです。 にほんブログ村 にほんブログ村 「ワインモア」でこの記事をチェック! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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