テーマ:ワイン大好き!(30792)
カテゴリ:泡モノ!
今回から、先日のローヌワインの会のワインです。と言いましても、最初はシャンパーニュですが^^; ブリュット・ナチュール。生産者はアヤラ。元々はスペインの貴族が1855年に始めたというメゾンです。アイ村にありますが、アイは16世紀からAOCの認定を受け、さらに、村のすべての区画がグランクリュとなっています。ピノ・ノワールで有名な村ですが、アヤラも長らくアイのピノを用い、家族経営を貫いていました。しかし、現在はボランジェの傘下となっています。 セパージュはピノ・ノワール67% / シャルドネ26% / ピノ・ムニエ7%。価格は、楽天内では写真のお店が3780円で現在最安値のようです。 色は薄い黄色。ツヤ感はありますが基本的に淡いです。 泡は大人しい目。キメはまあ価格なりといった感じですが、勢いや量が程々なので刺激のキツさはありません。 香りはザ・シャンパーニュな印象。ブリオッシュやビスケットといった香ばしいニュアンス、バターっぽさや酵母、白い花、微かな蜜といった要素がしっかり出ています。余韻にも、ビスケット系の雰囲気がしっかり。その他、レモンやグレープフルーツっぽさといった柑橘、リンゴや洋ナシ、微かなベリーといったフルーツ感も。 味わいは、やわらかな果実味が主体。温かみのあるものです。酸は、しっとりと穏やかで、果実味に寄り添います。ナチュール=ドサージュなしということで、もう少しキリキリした味わいを想像していましたが、かなり違う感じです。ボディも丸く、膨らみのある感じ。ただ、ミネラル感はあり、質感にもなめらかさとハリを感じました。 会では、前菜のタイミングで飲みましたがどれも問題なし。強いて言えば、蝦蛄の風味にはちょっと負け気味だったというくらいでしょうか。 特に、阿古屋貝とナマコとの相性は良好。貝の旨み+塩気にワインの果実味や酸が悪くないのは勿論、コリコリした食感に、泡の優しい刺激やワインのボディのハリ感がよくマッチしました。食感と質感のマリアージュといった雰囲気ですね。 まろやかなタイプですので、脂の乗った魚、例えばサーモンのマリネ、或はバターを使った白身魚のソテーなどにも良さそうです。前菜からデザートまで通せる1本かなと。 ノンドゼのシャンパーニュという事ですが、シャープではなくあくまで穏やかでエレガントな味わいでした。香りも華やかですし、コストパフォーマンスの高いシャンパーニュだと思いますね。 にほんブログ村 「ワインモア」でこの記事をチェック! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015年01月23日 21時38分22秒
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