テーマ:ワイン大好き!(30792)
カテゴリ:フランスワイン
先日のローヌ会のワインもこれで最後。濃厚系のシャトーヌフ・デュ・パプです。 シャトーヌフ・デュ・パプ・ショーパン2004。生産者はドメーヌ・ド・ラ・ジャナスです。1973年に、それまでブドウ農家だったサボン家が、ワインの元詰めを始めたのがスタートです。シャトーヌフ・デュ・パプを中心に55ヘクタールほどの畑を持ち、グルナッシュやムールヴェドルなど様々なブドウを栽培しています。しかし、現在でも家屋経営を貫いており、栽培時には減農薬農法を実践するなど、少数で手をかけたブドウ栽培を行っています。近年、ロバート・パーカー等評論家に高く評価され、その知名度を高めています。 セパージュは、10種類以上の品種が認可されているシャトーヌフですが、グルナッシュ100%。価格は、写真のお店で6998円。 色は濃いガーネット。流石に10年の熟成を経たおかげか黒い印象は受けません。 香りはラズベリーやクランベリーといった赤ベリー、それに赤ベリーのドライフルーツ、マラスキーノといった赤いニュアンス、しかしやや濃いめのものが出ています。そこに、プラムや洋酒を用いたフルーツケーキっぽさといった甘い要素が加わります。その他、ブラックオリーブやローリエなど深さのあるハーブのニュアンス、それに茶色いスパイスといったものも。また、いわゆる熟成香も出てきていました。 味わいは、それでもまだまだしっかりしたものです。パワフルな果実味がど真ん中にどっしり構えています。トーンも低めで存在感がありますね。そこに、しっとりこなれた酸や軽快な渋味、旨みが加わります。飲むと、アタックのインパクトも十分ですが、口当たり自体はしなやかです。まろやかで大柄な印象、エキス分を感じるフルボディです。 会では、お肉のメインのところで合わせましたが合わないわけがありませんね。 牛肉とは、やわらかな肉の質感と旨みをワインの果実味や香りが力強く先導するような印象。肉の味が負けているわけではありませんが、主役はワイン、そのサポートに肉が回っている感じでした。 一方、イノシシとは強い個性同士のバランス感が見られました。肉のしっかりした質感、強い味わいと香りに、ワインのボディ感、果実味が対比と調和の両方を感じさせます。ソースのまろやかなコクも相まって、流石のマリアージュでした。 このワインにはやはり肉ですね。それも、今回の猪のようなジビエ系なら間違いないでしょう。鹿やキジ、熊あたりがいいでしょうか。 流石パーカー高評価のワインという力強さを感じました。果実味のインパクトも十分です。一方で、10年熟成したからであろう落ち着きも感じられ、ボチボチ飲み頃に入ってきているのではという印象でした。 にほんブログ村 「ワインモア」でこの記事をチェック! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015年01月28日 15時21分16秒
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