テーマ:ワイン大好き!(30786)
カテゴリ:日本ワイン
今回は日本の赤。個人的に気に入っているコスパの高い1本です。 シャトー・マルス カベルネ・ベリーA・穂坂収穫2012。生産者山梨マルスワイナリーは焼酎やウイスキー等も手がける本坊酒造が1960年に洋酒生産の拠点として、石和温泉にも近い山梨県石和に設立したワイナリーです。畑は、井澤だけでなく、白根、牧丘などにも保有しており、中でも、韮崎に近い穂坂地区は、日照時間が非常に多く、標高が高い為寒暖差もあるという場所であり、マルスワイナリーはその穂坂に日之城農場という畑を取得、大変力を入れてブドウ作りを行ってきました。栽培品種としては、ベリーAや甲州の他、カベルネ・ソーヴィニヨンやシャルドネなどの国際品種となっており、日之城では主に国際品種を垣根栽培で育てているそうです。 本ワインは、日之城のものではありませんが、マルスが力を入れている穂坂産のカベルネ・ソーヴィニヨンとマスカット・ベリーAがセパージュ。価格は、写真のお店で1638円ですが、ヴィンテージは最新のものになるようです。 色は暗いルビーといった感じで、透明度もまあまああります。ただ、紫感もあり、一つ前のヴィンテージながらまだ若さがありますね。 香りは、茶色いスパイスや、カベルネらしい鉛筆の芯的なニュアンスや黒コショウっぽさが感じられます。そこに、イチゴやクランベリー、それにベリージャムといったベリーA系の雰囲気が加わる感じ。その後、時間と共にプラムやカシス、バナナ、ゴボウっぽさ、それに結構華やかなフルーツケーキ感も出てきたでしょうか。 味わいは明るい乳酸系の酸が軸。そこに、ほんわかとした果実味が掛かってくるといった印象。後口にかけては旨みや程々の渋味が。ボディはミディアムライト程度ですが、割と骨格は感じましたね。 食事には合わせやすいです。赤ワインらしさがありつつも軽さもあるので、対応する幅は広いですね。 先ず、和牛のローストビーフを合わせてみましたが、これは当然問題なし。肉の旨みや脂感にちょっと押され気味ではありますが、それでもワインのスパイシーさやタンニン、果実味と肉の旨みがよく合います。グレービーソースを付けますと、果実感との相性はさらに向上する感じ。 手堅いものばかりも何なので、次はサバ寿司をつまんでみましたが、これがまた行けてしまうわけです。肉厚なサバの脂っぽさに、ワインの渋味やボディ、果実感が丁度いいバランス。何なら、ローストビーフより味のボリュームの相性は良かったくらいです。生臭み等全く出ず、サバ寿司をさっぱりいただけました。 その他、ブリの煮つけやおでん、それにピェンローなど、相性の幅は本当に広かったです。ピェンローの胡麻油の香りにいい相性だったので、中華系面白いかも。 赤ワインとしての存在感、飲み応えはある程度持ちつつ、食事と非常に居幅広く合う、実に使いやすいワインです。実は、岡山のスーパーで買えるのですが、テーブルワインとして重宝している1本です。 にほんブログ村 「ワインモア」でこの記事をチェック! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015年02月23日 18時59分01秒
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