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ワインヲタ入門生のチラシの裏

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2015年02月28日
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カテゴリ:ワイン会
先日の記事で告知させて頂きました、コスパワインの会を無事開催することが出来ました。

今まで、自宅で飲む、自分のワイン会で飲む、試飲会等で飲むと色々飲んできました中で、コスパが高いなと個人的に思う銘柄を6種類ほど飲むことが出来ました。
あらためて飲んでみて、やはりどれも面白かったなと。それに、ご参加頂いた方々にも、色々リアクション頂けたのは良かったです。

他にもまだまだ飲んで頂きたいワインはありますし、この会は今後もボチボチ続けて行きたいところです。自分ではまだ飲めていない、コスパが高いと評判のワインを飲む機会としてもいいですしね^^

飲んだワインは以下の6種です。細かいメモを取っておりませんので、今回はここでのご紹介に留めたいと思います。

1、リエッシュ クレマン・ダルザス・ブリュット
スパークリングはフランス・アルザスのものです。ここのワインは、リースリングなど飲んで気に入っています。セパージュは、オーセロワ、シャルドネ、リースリング、ピノ・グリ。

自然派という事でか、色は結構濃い目でツヤのある黄色。泡はかなり勢い強め。しかし、キメが細かく口当たりはきつくないのがいいところです。
香りには蜜入りリンゴや軽いハチミツ感といったものがたっぷり。そこにシナモンなど若干のスパイシーさや酵母っぽさが加わるといった印象。味わいは、ミディアムボディに柔らかく温かみのある果実味のアタックがあり、その後明るい酸と旨みがすっと前に出てくるといった感じ。

非常にバランスがよく、誰が飲んでも楽しめるタイプなのではないかと思います。2680円しますがその価値はアリ。

2、井筒ワイン 果報シャルドネ
続いては日本。やはり、日本ワインマスターとしては、日本ワインは割高というイメージを何とか払拭したいという思いがありますので^^

色は薄い黄色。香りは、最初閉じ気味で酵母っぽさが強いですが、徐々に開いてミカンや少々のカボスっぽさ等柑橘のニュアンスがよく出ます。その他、やはり酵母感はありますし、ベッコウアメやミネラルも感じました。味わいでは、やはりミネラル感強め。ミディアムライトで、まったりした質感に、しっかりした果実味と乳酸系の酸が入ります。

流石の出来です。ただ、このシリーズは赤もいいので、次回は手に入れたいところ。1314円という価格は日本ワインが新たなステージに入ってることを強く感じさせてくれます。

3、イル・ヴェイ コッリ・ピアチェンティー二・ピノ・グリージョ2013
今回はイタリアンのシェフがご参加くださったので、イタリアはちょっと変化球です。自然派の、皮ごと醸したピノ・グリージョになります。

色はオレンジというかピンクというか。白ワインとは言えない色合いです。香りにも、アセロラや軽いさくらんぼっぽさといった小さな赤いフルーツ感があります。その他、色合いに似合った金木犀の花のような雰囲気や洋ナシっぽさも。味わいは、この手の作りにしてはタンニン等は感じず、穏やかな果実味を軸に、控え目ながらシュッとした酸が加わり、クリアーな質感のボディと相まってすっきりしたものとなっています。

シェフとは、食事との相性は結構万能かも、なんて話になりました。話題を提供してくれるワインです。価格は、写真のお店で1760円。

4、キンタ・ダ・アヴェレーダ シャランバ・ドウロ2012
続いては、個人的にコスパといえばこれ!というポルトガルの赤です。セパージュはトウリガナシオナル、トウリガフランセーザ、ティンタ・バロッカ、ティンタ・ロリス。

色は濃いガーネット。赤さは感じられ、少々熟成してきているのかなと。香りは、開けたてはスパイシーさや土っぽさが目立つばかりでしたが、時間と共にブラックベリーや完熟赤ベリーといったベリー感やダークチェリー、軽いスミレといった要素が。味わいはバランス型。果実味もありますがそこまで前に出ず、乳酸系の酸やタンニンと拮抗しています。骨格も感じ、1000円少々のワインとは思えません。

購入はインポーターでもある播磨屋。1129円です。

5、山梨マルスワイナリー シャトーマルス・カベルネ・ベリーA穂坂収穫2010
急遽参加者の方が増えましたので駅前の天満屋で調達しました、カベルネ・ソーヴィニヨンとマスカット・ベリーAのこれです。先日の投稿のものより2ヴィンテージも古いものになります。

色はガーネット。透明度もあります。香りは、プラムや各種ベリーのニュアンスがしっかりで、そこにやはり黒コショウや杉っぽさが加わる感じ。イチゴ感も微かに出ていますが、全体的にカベルネとベリーAがかなり一体化した印象です。味わいはミディアムで、クリアーな質感と、こなれてきた果実味、しっとり控え目な酸のバランスが良好。

今回かなり驚いていただけたワインです。まあ、バックヴィンテージいうのはちょっと例外的な事情ではありますが、1625円で日本にこういう赤があるというのは驚きだったようです。

6、ドメーヌ・デ・トゥール ヴァン・ド・ペイ・ヴォークリューズ・ルージュ2010
そして、トリはフランス・ローヌから、シャトー・ラヤスを手がけるエマニュエル・レイノーのお手頃レンジです。セパージュは、グルナッシュを中心にシラーや南ローヌ品種複数となります。

色はこちらもガーネット系。黒さはそこまででなく、赤い印象の方が強いです。香りは流石。イチゴっぽさを中心に、赤ベリーやブルーベリーが感じられ、そこに軽い甘草などのオリエンタルスパイスが加わります。またキノコっぽアイ雰囲気も。味わいはまろやかでいてクリアーなミディアムボディが印象的で、ミネラル感、果実味、意外と明るい酸がいいバランスです。タンニンは穏やかで渋みの印象はあまり強くありません。

この独特の質感は本当に素晴らしいですね。ラヤスどころか、フォンサレットも最近はかなり高くなりましたが、こちらは2430円で手に入るにも拘らず上級レンジの世界観を垣間見られる訳ですから相当なもんですよ。


今回はどれについても本当にいいリアクションを頂けました。その中で興味深かったのが、どれも個性がしっかりしている、その中で、5番の穂坂収穫はよく言えば王道的、悪く言えば今回の中では個性が乏しい、というもの。
これは、普段どんなワインに慣れ親しんでいるかという所も大きいかと思いますが、確かに5番以外はボルドーブルゴーニュシャンパーニュ的なそれとは違う、独特の世界観を持ちつつ完成度はあるというものだったようにも思います。
逆に言えば、日本で1625円で売られている赤が、それだけ王道的なラインに乗れている、という事になるわけで、それって実は結構凄いことなんじゃないかなと。

  • コスパワイン会 ワイン.JPG

今回のワインです。左からクレマン、果報シャルドネ、ピノ・グリージョ、シャランバ、穂坂収穫、デ・トゥール。
なお、会場には岡山ワイン協会本拠地であるWineBar Hirataを利用させて頂き、おつまみをお出しいただきましたが写真を撮り忘れてしましました^^;

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最終更新日  2015年03月02日 20時36分06秒
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