テーマ:ワイン大好き!(30791)
カテゴリ:日本ワイン
先日の中国地方のワインの会のワインの最後の1本をまだ記事にしていませんでしたね^^;トリは広島のピノ・ノワールです。 ピノ・ノワール2013。生産者はVinobleVineyard。先日訪問させて頂いた、広島県三次市の作り手です。現在はまだ自社醸造は行っておらず、栃木県のCfa Backyard Wineryに委託しています。勝沼醸造や三次ワイナリーなどで経験を積まれた方がほぼお一人でされており、ソーヴィニヨン・ブランやピノ・ノワール、ピノ・グリなどを栽培されています。また、苗木についての知識も豊富で、接ぎ木をご自身でもされています。畑は区画によっては元々は田んぼだったという大変な粘土質ですが、台木との組み合わせやクローンによる適正を見る等、試行錯誤を行われています。 価格は3000円。 色は淡いルビー。軽いオレンジ感もあるでしょうか。 香りは、開けて直ぐは黒蜜っぽさやストロベリー、ラズベリーといった赤ベリーっぽさに軽い茎っぽさないしベジタブル感が混ざるといったところ。それが、時間と共にクランベリーやドライフルーツ、アセロラ、クリーム、チョコ、ハーブ、ピンクペッパー的なスパイス、さらにはミネラルといった要素が感じられるようになりました。 味わいは極めて繊細な印象。中でも、果実味はかなり大人しくドライな味わいと言えるでしょう。酸はしっとり系でじわじわと感じられますが、量は多いですね。渋みは少々。タンニンの質感が感じられるという程ではありません。ボディはライト。クリアーな質感で、ミネラル感があり、硬質な印象さえ受けました。 会では、椀物の辺りから飲み始めましたが、ドライな味わいのおかげかどれと合わせても特に喧嘩する感じはありませんでした。ただ、黄ニラとベーリーA程のインパクトのあるマリアージュも無かったかなと。 このワインは残った分を持ち帰えらせて頂き色々合わせましたが、面白かったのがお寿司で、マグロの握りとは、赤身の質感とワインの質感に親和性が見られましたし、意外と白身の鯛にも良かったりしました。 その他、菜の花の胡麻和えとは菜の花の甘みにワインの果実味が行けますし、ゴマの香ばしさにも合いました。また、鶏肉ときのこの煮かけを合わせると、味噌+キノコの旨み+鶏肉という味わいに、ワインの香りが問題なく馴染みました。 香りのインパクトはちょっと驚きでした。ピノ・ノワール感結構あるなあと。味わいはやはり日本的な極めて淡いものですが、それでも、三次ワイナリーのピノも面白いですし、バリバリの粘土質ながら三次という土地のピノ・ノワールの可能性というのは中々興味を惹かれるものがあります。 にほんブログ村 「ワインモア」でこの記事をチェック! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015年03月31日 19時33分01秒
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