テーマ:ワイン大好き!(30792)
カテゴリ:カテゴリ未分類
昨年開催させて頂きました中国地方のワインと食材の会in東京。まだまだ飲んで頂きたいワインがございますし、ご好評も頂きましたので、今年も開催しようと思います!
ということで、その打ち合わせ兼ご挨拶の為東京へ行ったのですが、最近岡山から転勤で関東へ行かれた方々がいらっしゃったので、その方々と西麻布のプロヴィナージュさんへお邪魔してきました。 「味わいの基軸を成すものが上質な酸とミネラル感による、凜とした味わいの余韻の長いワイン」を冷涼ワインとし、水ったワインと料理のマリアージュをご提供されているプロヴィナージュさん。 オーナーソムリエの田中さんはオーストリアワイン大使でもいらっしゃり、お店で時期が来るとホイリゲ解禁パーティをされています。そのイベントに以前参加させて頂いたことがあり、非常に良かったことから、お店に行きたいとずっと思っていたのでした。 先ずは泡からスタート。オーストリア南部の珍しいロゼ、ライテラー・シルヒャー・フリッツァンテがあったので頂きました。 ブラウアー・ヴィルトバッハーという土着品種から作られるロゼで、非常に酸が強いのが特徴。それをフリッツァンテ=微発泡に仕上げることで、フルーティさと柔らかさが加わっています。ラズベリーやチェリーの香りもよく、この時期100点の泡でしょう。 お料理は5800円5品のコースでお願いしました。先ずはアミューズ。ロゼとの相性はどれも良好ですが、フォアグラとの相性の良さは特に図抜けていたでしょうか。オレンジが使われていたのも相性を高めてくれた一因かなと。 因みに、串揚げっぽいのはエスカルゴです^^ 続いては兵庫産生牡蠣。下には新玉ねぎのピューレ、上はコリアンダーと柑橘のジュレです。また、トッピングにはなんと海ぶどうが!フレンチで海ぶどうというのは驚きですが、タマネギの甘みや香り、コリアンダーや柑橘の香りに非常にマッチしていました。すべてを一緒に頂くと最高ですね。 合わせたのはファン・フォルクセンのリースリング。オイリーさは少なく、柑橘等のフルーティな香りがしっかりで、果実味、酸、酒質もインパクトのあるクリアーな、しかし、強さのあるワインです。 成程、この質感は海ぶどうに合いますし、ジュレの香りや玉ねぎの甘み、牡蠣の旨みに対しても負けることなく調和してくれます。 続いてはマナガツオのソテー。ソースはなんとダシ!しかも、そこにアオサとネギというなんとも和食的な1皿でした。このソースに魚が合わないわけがありませんね。マナガツオはパサつきがちな魚ですが、ふっくらとしていて柔らか。ソースの塩気とちょうどいいくらいの味付けで、バランス感の高さを感じさせてくれました。 こちらの一品にはドイツ・アール地方の生産者クロイツベルクのシュペートブルグンダー・トロッケンです。 マナガツオならシュペートブルグンダーありだな、というくらいの感覚だったのですが、むしろこの一皿との相性の真骨頂はソース。ワインの持つ、ヨード感やピノ・ノワール独特の少し青い雰囲気にアオサやネギの香りが非常によく嵌ります。それがよく窺えるのが余韻で、香り・味わいの印象がスーッと長く伸びていく感じ。流石、余韻にこだわるお店だけあります。 また、パリッと焼かれたマナガツオの香ばしさがワインの樽感によく、口に入れて直ぐから余韻までマリアージュを楽しめますね。 文字数に引っかかるので続きます にほんブログ村 にほんブログ村 「ワインモア」でこの記事をチェック! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015年03月29日 14時44分03秒
コメント(0) | コメントを書く |
|