テーマ:ワイン大好き!(30792)
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前回からの続きです
そして、肉料理は大山鶏のブレゼ…なのですが、ここでもやはりソースが面白い!なんと山椒の薫るもので、物凄く中華感満載なもの。 とろけるように柔らかい、しかし、旨みはバッチリな肉に、ふわりと香り、少し後口にピリッとした余韻が残る山椒ソースが相性バッチリ。しかし、このソースいいですね。ちょっとご飯にかけて食べたくなりました^^ この大山鶏に合わせたのが、フレンチ・モーゼルのピノ・ノワールという変わり種!最近、フランス・ロレーヌのモーゼル川流域のワインは注目されているそうですが、このウリー・シュレイバー ピノ・ノワールもそんなワインの中の一つだそう。 最初は正直還元臭が強かったですが、山椒の薫りのおかげで合わせると全く気にならず。むしろワインのベリー感が際立ちました。酒質はやわらかでしなやか、ボディもミディアムライト程度で、肉の柔らかさにも合いますね。 また、時間がたつと還元臭が消え、赤や青のベリー感がたっぷりに。加えて、ちょっとスパイシーな雰囲気も出て、果実味に明るい酸が加わるキュートな甘酸っぱ系の味わいと相まっていいバランスだなと。 還元臭が消えてからも、スパイシーさがソースの香りに合いますし、よりはっきり果実味や旨みが感じられることで、肉と一緒の野菜の甘みや肉そのものの旨みとの親和性もよりはっきり分かるようになりました。 そしてデセールです。シロップを染み込ませたグジェールですが、しっとり感が絶妙。シロップの甘さも程よく、移動の疲れが吹っ飛びますね。 しかし、それだけではありません。このグジェールにはホワイトラムが添えられており、適量をかけて頂くというスタイルなのです。ラムは穏やかで、かけることで深みと香ばしさを加えてくれました。大人のデザートですね~。 デセールにももちろん甘口を合わせます^^合わせたのは、酒精強化であるラタフィア。フィリップ・マルシャンのラタフィア・ド・ブルゴーニュです。 成程、これならホワイトラムの印象にも負けませんし、しっかりした甘味がグジェール+ラムのコクに嵌りますね。 美味しいのは勿論のこと、独創的なお料理は素晴らしかったですし、それに合わせるワイン、そしてそのマリアージュもまた見事なものでした。オーナーソムリエとシェフはもう4年のコンビになるそうですが、開業時にしっかり話し合いをされたこともこの見事なマリアージュの実現には大きかったようですね。 料理もよく、ワインもよく、その相性もいいと、東京のフレンチ文化の深さを感じられました。また是非お邪魔させて頂きたいものです。 にほんブログ村 にほんブログ村 「ワインモア」でこの記事をチェック! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015年03月29日 14時44分48秒
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