2227823 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

ワインヲタ入門生のチラシの裏

ワインヲタ入門生のチラシの裏

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
2015年09月01日
XML
カテゴリ:ワイン会
最近、たまにですが口にすることがあったシードル。お酒としては中々面白いなと思っておりましたところ、色々な日本のシードルを飲み比べさせて頂ける機会に恵まれ、一気に興味を深めました。
そこで、日本と、世界中あちこちで作られて居るシードルですがやはり本場感のあるフランスのものとを飲み比べる会をしました。

飲んだのは以下の4種です。感想等は、こちらにまとめての記述とさせていただきます。

1、ル・セリエ・ド・ボール シードル・ブリュット
先ずはフランス・ブルターニュ産のシードルです。栽培・醸造にビオ的なアプローチをしているそう。
・色は黄金で、リンゴジュース感ありますね。
・香りは、結構ビオ的な酸化を思わせるニュアンスが強いです。しかし、その奥にはリンゴやリンゴの皮、そして若干の蜜っぽさやスパイスなどが感じられました。
・味わいは、ブリュットとはいうもののやや甘味を感じなくもないスタイル。ただ、苦味のあるスタイルを好むブルターニュ産という事だけあって、ほんのりと甘みに寄り添う苦味がありました。泡はきめ細やかです。


2、東京ワイナリー 青森県産ふじのシードル
今年の春にお邪魔させて頂きました、東京ワイナリーさんの2種類のシードルのうちの一つです。青森県産ふじを使用しています。
・色は、フランスのものに比べると黄色の印象が強いのですが、酵母たっぷりのスタイルなのでガッツリ白濁しています。
・香りは、そんなわけで酵母感強め。どぶろくスタイルです。ただ、時間と共に段々とリンゴの香り、それも我々がよく慣れ親しんだ食べるリンゴの香りが強まってきます。そこに、ハーブっぽさやあっさり目のリンゴジャムっぽい雰囲気や、軽い柑橘?のような要素も加わって実に爽やかに。
・味わいは、甘みは微塵もない、酸味の前面に出るスタイルです。ドライさもありますね。これは時間がたっても変わらずでした。


3、リュー・ド・ヴァン ポム・ドール
これをシードルに分類していいのかは悩ましいところですが、一応リンゴが原料という事で^^;長野のワイナリーであるリュードヴァンが、地元東御市のふじりんごを使って作っています。シャンパン製法を用いているというのが最大の特徴でしょう。
・色は薄い黄色ですがツヤ感があります。
・香りは、印象的だったのがハーブっぽさで、ディルを思わせるニュアンスが強かったように思います。ハーブっぽさもあり、全体的にちょっと緑を思わせるかも。その他の要素としては、勿論リンゴっぽさがあり、酵母系の香ばしい雰囲気も感じられました。
・味わいには、やや甘味があり、勢いがあるシャンパン製法らしいしっかりした泡とともに爽やかさを感じるものとなっています。また、結構ミネラリーといいますか、冷涼な雰囲気を感じる口当たりは印象的でした。


4、ドメーヌ・デュポン シードル・ブシェ2010
フランスのシードル2大産地と言えばブルターニュとノルマンディー、という事でこちらはノルマンディーのシードルです。
・色はセリエ・ド・ボールのもののようにつやのある黄金ですが、2010という事もあってか色により深みがあったでしょうか。
・香りには、こちらもリュット・レゾネを実践するなど自然なアプローチをしているからか、香りにはやはりちょっと酸化系の雰囲気が。しかし、その奥からリンゴやリンゴの皮、焼きりんご、蜜、軽いシナモン的なスパイスといったニュアンスがよく出ていました。
・味わいは、ブルターニュと違いノルマンディーはやや甘味を残すスタイルを好むというだけあり、甘みは感じました。ただ、ガッツリ甘いという訳ではなく、旨みやきめ細やかでビール的な泡と共に優しく味わえるといったもの。口当たりも柔らかいですが、のど越しはいいですね。


今回の飲み比べでは、色合いの違いの印象は大きかったです。ただ、日本のシードルも色々ありますから、色の濃いスタイルのものもあるでしょうし飲んでみたいところ。
また、香りもかなり違いますね。使用しているリンゴの種類が全く違う、また、そもそもフランスのシードルは複数の種類のリンゴを用いているという違いは、色の出方も含めて当然大きいでしょうが、フランスのものは深く、皮の雰囲気や香ばしさ、スパイシーさといった要素を感じやすいのに対し、日本のものはよりダイレクトにリンゴを感じ、スパイスというよりはハーブ等を感じやすかったかなと。
上記しましたが、勿論日本のシードルも色々ありますし、また、フランスは勿論外国のシードルも色々でしょうから、今後とも目にしたら試してみたいところです。度数も高くなく、気軽に飲めるのもいいところですね。

  • DSC_1066.JPG

今回は、フロマジュリー・ピノさんでの開催でした。チーズには、やはりクリーミーなものには甘味や深みのあるもの、旨みの強いものには日本のものが合わせやすかったでしょうか。

  • DSC_1067.JPG

続いてサラダ。フレッシュな野菜の旨みには、東京ワイナリーの酸の強いシードルがいい感じでした。

  • DSC_1069.JPG

そして、シードルと言えばやっぱりガレット!ピノさんではガレットが頂けるので、今回是非会場にお願いさせて頂いたのでした。
どのシードルもいいのですが、やはりブルターニュのものが最も嵌りますね。蕎麦粉生地の香りに、このシードルの持つ香ばしさ、皮っぽさが最も馴染む感じでした。

  • DSC_1072.JPG

今回のシードルです。

にほんブログ村 酒ブログ ワインへ
にほんブログ村

「ワインモア」でこの記事をチェック!「ワインモア」でこの記事をチェック!





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2015年09月02日 22時20分34秒
コメント(0) | コメントを書く


PR

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

ぱんだしゅりけん

ぱんだしゅりけん

カレンダー

日記/記事の投稿

カテゴリ

お気に入りブログ

エラスリス・MAXカベ… New! shuz1127さん

昼間は雨。 New! HABANDさん

月一会 実南 ミユウミリウさん

ジャン・ポール・エ… hirozeauxさん

メルシャン椀子ワイ… busuka-sanさん

サッカー好き(現役プ… Echezeaux14さん

コメント新着

ぱんだしゅりけん@ Re[1]:2023年、この1本!(12/31) kaoritalyさんへ 今頃気づいてしまい申し…
kaoritaly@ Re:2023年、この1本!(12/31) コノスルはよくできたワインですよね♪
ぱんだしゅりけん@ Re[1]:Natan葡萄酒醸造所ワイン会をしました(01/15) shinakunさんへ ご無沙汰しております。ま…
shinakun@ Re:Natan葡萄酒醸造所ワイン会をしました(01/15) ぱんださん、こんばんは! お元気そうで何…

フリーページ

サイド自由欄


© Rakuten Group, Inc.
X