テーマ:ワイン大好き!(30782)
カテゴリ:ポルトガルワイン
今回はポルトガルの格安白ワインです。 アデガ・ド・モレイロ・ヴィーニョ・ブランコ。生産者はサントス&サントスです。リスボア地方にあるワイナリーで、創業は1977年。その名の通り、サントス兄弟によってコストパフォーマンスの高いワインを作るべく立ち上げられました。現在は兄弟の子供たちが運営しています。150ヘクタールの広大な畑を所有、地場品種を中心に栽培しているそうです。モレイロとは風車の事で、サントス兄弟が所有していた風車からとったそう。 セパージュは、フェルナン・ピエス70%、アリント30%。価格は、写真のお店で753円。 色は黄色。そこまで薄くはありませんが、濃くも無くといった所。麦わら位でしょうか。 香りはフルーティです。バナナっぽさがありつつ、そこにレモンやミカン、グレープフルーツといった柑橘類や、洋ナシ、パッションフルーツっぽさといったものが加わります。その他、白い花や軽い石灰っぽさ、それにオリエンタルハーブっぽさ等が感じられたでしょうか。 味わいは、果実味中心。ただ、フルーツ感はスッと消えます。そこに旨みや、後口にかけての苦味が加わる感じで、酸は全体の背景的にしっとりと、しかし明るく存在する印象でした。ボディはライト。香りのミネラル感の印象とは異なり、丸さやまろやかさを感じる口当たりでした。 食事との相性で面白かったのは、野菜のトルティーヤです。ソースがカレーベースだったのですが、カレーの香りとワインの南国フルーツ感やハーブっぽさがよく馴染みました。トルティーヤ生地の香りにもなじみますし、野菜の甘みやみずみずしさは、ワインの果実中心の味わいにフレッシュさを加えてくれる感じで、非常にいい相性でした。 その他、ブリのお刺身との相性も良好。ワインのボリューム感と魚の脂の乗った濃厚さがよく馴染んでいました。一方、アジとはちょっと生臭みが出る感じ。ネギやショウガなどの薬味を一緒にすると、臭みが抑えられ相性はグッとアップしましたね。また、チャーシューもいい感じ。やや甘味のある、しかし肉の旨さを感じられるもので脂は少な目でしたが、肉の旨みや味付けの甘みに、ワインの香りや旨み、果実味がいいですし、後口の軽い苦みのおかげで食も進みますね。 ワイナリーのスタンス通り、コスパの高いワインでした。ただ、流石に持続力はあまりなく、抜栓二日目はまだ何とか、という所でしたが三日目になりますと香りも味もへたってくる感じで、アルコール感も少し目立ち始めました。 なるべく早いうちに飲み切った方がよさそう。イベントやパーティなどでは使いやすいかもしれませんね。 にほんブログ村 「ワインモア」でこの記事をチェック! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015年09月08日 18時59分22秒
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