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ワインヲタ入門生のチラシの裏

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2015年09月11日
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カテゴリ:スペインワイン

今回は熟成感も感じられるスペインの赤です。
ヴィエホ・マルチャンテ・グラン・レゼルヴァ2007。生産者ボデガス・ナバロ・ロペスは1904年創業のボデガです。ラ・マンチャの南部、バルデペーニャスにあります。バルデペーニャスとは石の谷、という意味だそうで、その名の通り石の多い渓谷になるそうです。気候は大陸性で夏は暑く冬には寒い、寒暖差の大きいものとなっており、そのような環境でカベルネ・ソーヴィニヨンやアレイン、そしてセンシベル=テンプラニーリョ等を栽培しています。
セパージュは、テンプラニーリョ100%。価格は、写真のお店で1479円。

はややレンガ感も見えるルビー。透明度は高くグラスの底がキッチリ見えます。

香りは、ラズベリー、ストロベリー、ブルーベリーといったベリーフルーツ感がしっかり。そこに、焼きイモっぽさや金時人参のようなニュアンスが加わります。その他、黒い土や古木の雰囲気、それにバラ的な赤い花の要素も感じられたでしょうか。

味わいは、色合いに似合った酸主体なもの。しっとり乳酸系のそれですが、もっともインパクトを与える要素です。そこに、旨みや割とシュッとした渋みが加わってきます。果実味は酸の後からじわじわ膨らんでくるような印象。ボディはミディアムでクリアーさを感じるタイプですが、タンニンは渋みの印象通りしっかりしており舌触りにもその印象を残します。

食事との相性では、和牛のたたきをつまんでみたのですが、相性としては悪くないものの肉の脂にやや圧され気味だったでしょうか。タンニンのおかげで印象が完全に消されるようなことは無いのですが、引き立て役感は否めないかなあと。
そこで、赤身の多いローストビーフを合わせてみましたところ、そちらとはいい感じ。肉の旨みと脂にワインの旨みや渋みがよく馴染んでくれますし、香りの面でもいい感じ。グレービーソースが付いていましたが、ソース有りでも無しでも行けますね。
その他、お寿司を合わせてみますと、流石に白身などには合いませんが脂の乗ったブリやツメで頂くアナゴなどとは結構いけてしまいます。ブリの脂にワインの渋みがいいですし、肉よりボディは馴染む感じだったかも。アナゴとは、やはりツメの甘辛さとワインの果実味ですね。ただ、魚の味にワインの質感や旨みもいけてます。

程々に熟成感が楽しめ、かつ、赤ワインらしい果実味や渋みのバランスもあり、これもまたコストパフォーマンスの高い1本だったなと。8年熟成した、こういったバランス感のあるワインが1500円で買えてしまうというのは、やはりイベリア半島の強みですね。

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最終更新日  2015年09月12日 18時53分33秒
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