テーマ:ワイン大好き!(30782)
カテゴリ:フランスワイン
今回は本当に久しぶりなブルゴーニュです。ラモネ兄弟の弟が手掛ける白になります。 ペルナン・ヴェルジュレス・レ・ベユ・フィユ2012。作り手のジャン・クロード・ラモネは、ブルゴーニュにおける白ワインの名手であるドメーヌ・ラモネを兄ノエルと共に引き継いだ人物。本拠地シャサーニュの自社畑では、厳しい終了制限や減農薬農法を実践していますが、こちらは、レ・ベユ・フィユという村名クラスの畑の買いブドウで作られたワインだそう。 セパージュは勿論シャルドネ100%。価格は、写真のお店で7600円。 色は、薄い黄色。そこまでツヤ感や濃さがあるわけではなく、薄い麦わら位です。 香りは、バニラやクレームブリュレのようなニュアンスがよく出ています。また、その奥に根菜や胡麻油のような雰囲気さえ。また、チョークっぽい石灰系を思わせる要素や、白い花っぽさも感じられたでしょうか。フルーツとしては、オレンジやオレンジピール、洋ナシ、それにカリンっぽさといったものが強かったように思います。 味わいは太い酸とミネラル感、それに伴う旨みが印象的。ただ、それを仄かな果実味が覆っているような感じで、とっつきにくさはありません。ボディはミディアムライト程度で、丸く、柔らかさのある質感です。 豚肉のパテや鶏肉のテリーヌをつまみましたが、白い肉は流石に相性がいいです。パテにはナッツ類が使われていましたが、肉の旨みや塩気は勿論、そのナッツのコクや香りと、ワインの果実味や酸、そして香ばしさを感じる香りの相性が良かったかなと。 鶏の方は、中にパプリカが入っていますが、その甘味とワインの果実味が合いますし、そこに鶏の旨みが加わることで全体としてのバランス・ハーモニーが非常に良いものとなりました。 魚系には今回合わせていませんが、鮮魚系なら、あっさりした白身よりは脂の乗ったブリや味の濃いエビ等がよさそうですし、いっそ赤身系で行ってみても面白いかも。 香りの華やかさに比べますと味わいは大人しい印象ですが、トータルバランスとしてはしっくりいくので面白いですね。思った以上に食事にも合わせやすい感じですし、熟成させればさらに色々な要素を見せてもくれそうです。 にほんブログ村 「ワインモア」でこの記事をチェック! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015年09月14日 11時59分32秒
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