テーマ:ワイン大好き!(30789)
カテゴリ:泡モノ!
今回は日本の白。人気の四恩醸造さんのワインです。 夏の陽2014。生産者四恩醸造のワインはよく記事にさせて頂いています。山梨県牧丘のワイナリーで、母体は四恩学園ナザレ幼稚園の体験農園だった畑です。有機無農薬的な農法の実践や酸化防止剤を控えた醸造(この辺は母体の影響もあるようですね)を行う一方、テーブルワインを作ることをコンセプトとしています。特徴的なエチケットですが、これも、食卓に花を飾るのも中々難しいのでその代わりに、という思いがあるのだとか。 セパージュは、シャルドネを主体にソーヴィニヨン・ブランやプティ・ヴェルド等。価格は、写真のお店で2376円ですが、流石に楽天内では既に完売。 色は黄色。レモネード的な色合いです。 泡があり、王冠で蓋をしてあります。かなり勢いがあり、キメも細やかでビール的です。 香りは、柑橘のニュアンスがしっかりで、レモンやライム、グレープフルーツ、それにカボス的な雰囲気も少々。加えて、ハーブ的な雰囲気や、軽い薄荷っぽさも。また、ペティヤン的な方式ということで、白い花や酵母的な要素も感じられました。また、開けたては余韻に少し還元的な雰囲気が残るのですが時間経過で大人しくなり、翌日にはなくなりました。そして、オレンジや梨、リンゴ、それに栗っぽさといったようなものが感じられるように。 味わいは、開けたては酸主体。明るい酸がキュンキュン来ます。そこにほんのりと果実味や旨みが加わり、微かな苦みも感じるといった感じ。ただ、時間と共に果実味は膨らみ、温度上昇もあったでしょうが最終的には酸より前に出るくらいでした。ボディがライトですが、丸さやまろやかさを感じるタイプ。 食事との相性では、柿の白和えをつまんでみましたがいい相性でした。あっさり目の柿との相性もいいですが、豆腐、マスカルポーネ、練りゴマに少々の味噌と醤油で作った和え衣との相性が秀逸。衣のまろやかさ、ゴマ由来の香りに、ワインの発泡のクリーミーさやさっぱり感、酵母系のニュアンスといったものがよく馴染みました。 また、お寿司とあわせますと、イカやエビ、サーモンといったところは果実味とネタの味わいやシャリの甘みが合いますが(この辺はシャルドネ主体の影響でしょうか)、より面白かったのはイクラの軍艦。イクラの香りノリの香りに、ワインの香りの要素が意外なほど引き合いを見せてくれました。 加えて、ジャガイモをふかして、イカの塩辛と一緒にしたものもいいつまみになりました。塩辛と合わせても生臭みなど微塵も出ず、その独特の旨み甘味塩気を、ワインの香りや果実味が受け止める感じです。また、ジャガイモの旨みや香りとも良好な相性。 日本のテーブルワインを志向されているということで、やはり和なものとの相性は間違いなさそうです。イカの塩辛とも行けてしまうのは中々興味深かったですね。 数が少なく入手は難しいですが、色も綺麗でエチケットも華やかですし、お正月におせち料理と一緒に、なんていうのもいいかもしれません。 にほんブログ村 「ワインモア」でこの記事をチェック! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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