テーマ:ワイン大好き!(30789)
カテゴリ:日本ワイン
今回は赤磐市にありますサッポロワイン岡山ワイナリーで作られているワインです。ただ、原料は長野産ですが。 グランポレール・長野メルロー&カベルネ2012。生産者はサッポロワイン岡山ワイナリー。サッポロワインは、現在高級レンジを醸造する勝沼ワイナリーと、手ごろなレンジを主に手掛ける岡山ワイナリーの2か所のワイナリーを所有しています。こちらは、長野産のメルローとカベルネ・ソーヴィニヨンを岡山ワイナリーで仕込んだものになります。 セパージュは、メルロー53%、カベルネ・ソーヴィニヨン47%とほぼ半々といった所。価格は、写真のお店などで1944円。 色は黒さ・暗さのあるガーネット。ただ、やはり透明度はしっかりとありますね。 香りは甘いニュアンスがしっかりで、赤ベリーやそのコンポート、ブルーベリーといったベリー系のそれやチェリー、チェリージャムといったフルーティーさ、それに、洋酒を使ったフルーツケーキっぽさもあったでしょうか。そこに、土っぽさや少々のゴボウ的な根菜、キノコ、そして茶色いスパイスっぽさといったようなものが加わります。 味わいは結構タンニンの印象があります。渋みのインパクトもありますし、舌触りにも存在感を見せます。果実味は、日本の赤らしい穏やかなものですが、渋みの奥から乳酸系の酸と共にじわじわと前に出て来ます。また、ミネラル感もありますね。ボディはミディアム程度。なめらかさのある感じ。 食事とは、ワイナリーの商品ページに牛のたたきと合うと書いてあったので試してみましたが確かにいいですね。 渋みがしっかりあるので、タタキの脂を十分受け止めてくれますし、赤身の部分も柔らかな味わいのお肉でしたが、ワインのミディアムな存在感とちょうどしっくりきます。香りの相性も勿論良好。 また、鴨のローストにも合うそうですが、生憎用意できなかったので照り焼きチキンレッグをつまんでみましたはこちらもいい感じ。思いのほか、鶏の持つ鉄っぽいうまみを引き出してくれましたし、肉の脂にはやはり渋みが、そして照り焼きソースには渋みの奥にある果実味とワインの香りの中の黒い要素が、それぞれいい相性でした。 2000円でおつりがくるという値段で、日本のボルドーブレンド赤の特徴を感じさせつつ、まとまった味わいに仕上がっている辺り、流石だなあという感じです。 サッポロのこのレンジのワインはどれもよく出来ており、日本ワインを知る、という際に手に取ってみる価値のあるブランドなのかなあと思います。 にほんブログ村 「ワインモア」でこの記事をチェック! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015年10月22日 18時00分02秒
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