テーマ:ワイン大好き!(30789)
カテゴリ:泡モノ!
今回はシャンパーニュ。酸しっかりなスタイルです。 キュヴェ738。生産者ジャクソンは、ナポレオンにも愛されたという、200年以上の歴史を持つ、シャンパーニュを代表するグランメゾンです。ディジー村に本拠を持ち、その他グラン・クリュのアイ村のブドウ等を用いています。大きな作り手ですが、いいワインは畑からを信条としリュットレゾネを実践、さらに、それらのブドウの一番搾りだけを自社のワインに使用するという拘りっぷりです。本キュヴェ738はドサージュ3.5g/l、ノンフィルターで作られています。 セパージュは、シャルドネ61%、ピノ・ムニエ21%、ピノ・ノワール18%。価格は写真のお店で5369円。 色は薄めですが、艶はあります。薄いシャンパンゴールドといったところでしょうか。 泡は流石の決めの細かさ。量や勢いも程々でいい口当たりですし、持続力も充分。 香りは、ミツやミツ入りリンゴ、といったものに、若干の大豆ないし大豆の酢漬けのようなニュアンスが。そこに、グレープフルーツやレモン、それにハーブっぽさといったものが加わります。ただ、時間と共に変化も見せ、白い花っぽさや焼きグリ、焼き芋のような、香ばしさと甘さのある要素が感じられるようになりました。 味わいは豊かな酸が印象の中心。抜栓後の時間経過や温度上昇で変化は見せますが、開けて直ぐ、冷えた段階では酸が他の要素を圧倒していますね。果実味や旨味もありますが、非常に繊細なもの。ただ、段々と果実味の印象は増してはきます。それでも、あくまで酸が軸であることは揺るぎませんが。ボディはライト。意外と丸さや柔らかさを感じます。また、ライトなりの膨らみも。 食事との相性では、ローストチキンを合わせたところこれがなかなかいい相性。鳥の旨味にも噛み合いますし、鳥の脂に対しても、泡と強靭な酸がさっと流してくれる感じです。 サーモンマリネとも合わせてみたのですが、サーモンの塩気&旨み、脂、それにマリネの酸や玉ねぎの甘味も加えての甘さに良かったですが、個人的にはチキンとの方が好印象だったかなと。 酸の強さはインパクトありましたが、その強さのお陰で味の強い食事にも合わせやすい感じです。勿論、ビーフシチューなど茶色い料理などには難しくなるでしょうが、それでも味を切る仕事くらいはしてくれるかもしれません。 にほんブログ村 「ワインモア」でこの記事をチェック! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015年10月28日 11時42分19秒
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