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ワインヲタ入門生のチラシの裏

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2015年11月22日
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カテゴリ:フランスワイン

今回はフランス、アルザスのピノ・ノワールです。
ピノ・ノワール・シニャチュール2011。生産者ルネ・ミューレは、アルザスのローファという地域で1648年から11代にわたって続く歴史ある作り手です。粘土石灰質の土壌の地域に畑を持ち、フォルブルクというグラン・クリュも所有しています。自社栽培ものの他、ローファの生産者と提携しネゴシアンものもやっています。本ワインは、そんなネゴシアンもので、以前ローファの名前を名乗れたものが、INAOの産地呼称強化により名乗れなくなったものです。ただ、自社畑では密植やビオディナミを実践するルネ・ミューレのこだわりや哲学が反映されたブドウによるワインであり、シニャチュール(=署名)の名を付けています。
楽天内に、既に2011ヴィンテージはありません。写真のものは2013で、価格は2646円。

はやや暗めのルビーではありますが、それでも透明度は高いです。

香りは赤いフルーツ満載。ラズベリーやクランベリー、それにそれら赤ベリーのドライフルーツのニュアンスといったものが出ており、さらにチェリーっぽさも。そこに、ローズマリーやタイム等のドライハーブっぽさや、バラの花、それに微かな山椒っぽさ?のような雰囲気も。加えて、ちょっとダシっぽさもあります。

味わいは酸主体。明るく軽快なものが前に出ています。また、ミネラル感も豊かで、軽い塩気を感じるくらい。果実味は優しく、酸やミネラルの背景としてほんのりと感じられ、旨みを伴ったものです。渋みは後口にかけてアクセント程度。ボディはライト。ミネラル感の影響かクリアーで、パリッとした質感。

食事との相性では、軽さを考えて魚を合わせてみましたが正解でした。
と言いましても、やはり白身魚ではなく、カツオのたたきやサーモンといった色の濃いものや、脂の乗ったブリにいいですね。
カツオとは、ワインの旨みが際立ちますし、魚の旨みや食感にも果実味やボディ感がよく馴染みました。サーモンやブリに対しては、その脂の広がる柔らかな旨みに、ワインの酸やミネラリーな質感が対比・アクセントとして嵌る感じ。一方で、果実味や旨みはやはり馴染みますね。
また、カツオ、ブリ、サーモンはお寿司や刺身でしたが、マグロの加熱用が手に入ったのでトマト煮にしてみたところ、こちらも中々。火の入った鮪独特の味の濃さ、鉄っぽさ、そこに加わるトマトの旨みや酸に、ワインの味わいの各要素が寄り添う感じでした。

デイリーワイン、というには少しアッパーな価格帯かもしれませんが、香りの適度な華やかさや纏まった味わいは、日本の日常の食事に合わせやすいタイプの赤ワインではないかなと思います。

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最終更新日  2015年11月23日 01時49分20秒
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