テーマ:ワイン大好き!(30793)
カテゴリ:日本ワイン
まだまだ続くサントリー日本ワイン体験イベントのワイン、今回はメルローです。 ジャパンプレミアム・塩尻メルロー2011。日本ワインの可能性を追求するジャパンプレミアムシリーズの中でも、特に産地にこだわっているシリーズにはこの「塩尻」のように産地名が付きます。長野県の塩尻地区はワイン産地としてメジャーなエリアですが、標高が700mと高く、昼夜の寒暖差も大きいそうです。また、2011ヴィンテージは空梅雨で雨は少なかったそうですが結構気温の低い年ともなりました。 セパージュはメルロー100%。塩尻地区の様々な場所のブドウが用いられており、樽熟成100%。新樽比率は30%だそう。価格は、こちらでは3305円です。 色は明るいガーネット。透明度は高めです。 香りはラズベリーなどの赤ベリーやそれら赤ベリーのジャム、さらに赤ベリーやイチジクなどのドライフルーツっぽさも。加えて、メルローらしいフルーツケーキ的なニュアンスも少々。そこに、チョコクリームのような雰囲気や腐葉土、黒い土、根菜、茶色いスパイスといったものが加わります。また、ウエハース的な香ばしさも。 味わいはバランス型。明るい酸が主体で、そこに果実味がじんわりほんのり出てきて拮抗。また、後口に掛けては旨みと穏やかな渋味が存在感を増します。それらが全体として均整の取れた、そして穏やかな印象を与えます。ボディはミディアム。クリアーで、岩清水的なひんやり感のある滑らかな口当たり。ただ、丸さや柔らかさが無いわけではありません。 会では、穏やかなワインという事もあって結構いろいろ合いました。 鯨うねす沢煮との相性もよく、深みのある出汁の味わい自体にワインの旨みやクリアーさが馴染んでいましたし、鯨のコク、脂っ気とワインの果実味やタンニンの相性もよく、旨みの印象をさらに鮮やかにしてくれる感じでした。 また、鯛のお造りのアンキモソースとの相性もよく、アンキモのコク、まろやかさがワインの果実味や渋み、クリアーさを受け止めつつ、酸でアクセントも付くといった所。一方、同じお皿の黒毛和牛にはちょっと押されていたかも。 また、こういうバランス型の赤は合わせやすい印象はあったのですが、焼きサバ棒寿司にも良好。鯖のコクや脂にワインの味わいの程度が丁度いいですし、一方で生臭みなどなし。また、シャリの甘みがその相性の良さに陰から貢献してくれていたところも見逃せませんね。 当日頂いた資料にはフルボディと表記されていましたが、まあフルボディではありません^^;クリアーでバランスがよく、キレイ目な、日本の赤と言われてイメージするそれらしいものだったかなと。ゆるゆると楽しんで、気付いたらもうない、そんなワインかなと思います。 楽天内にも同銘柄はありますが、ヴィンテージの記載のないお店が多いです。既に切り替わっているところもあるので、最新ヴィンテージという事であれば、もう2012になっているかもしれません。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015年12月15日 00時11分02秒
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