テーマ:ワイン大好き!(30789)
カテゴリ:日本ワイン
今回は日本のロゼです。北海道のピノ・ノワール100%。 こことあるシリーズ・ぴのろぜ2014。生産者は10Rワイナリー。ココファームで長年醸造責任者をされていたブルース・ガットラヴ氏が、北海道の岩見沢市栗沢に作ったワイナリーです。受託醸造所という形をとっており、北海道のブドウ農家さんがブドウを持ち込んでこられ、皆で協力して醸造を進めていっているそうです。今回のワインも、ブドウは余市の木村農園さんが手掛けられたものになります。そして、販売はココファームさんが担っています。 価格は、2800円程度でしたが既に楽天内では完売。それ以外でも、見つけるのは難しそうです。 色はしっかり赤さを感じる、アセロラドリンク的な色合い。少しのオレンジも見えたでしょうか。 香りはラズベリーやクランベリーなどのフレッシュ赤ベリーやドライ赤ベリー、それに、色合いに似合ったアセロラっぽさなどフルーティーさしっかり。そこに、胡麻やナッツっぽさ、クリームなどのニュアンスが加わります。さらに、トマトやドライローズマリー的なハーブ、軽い醤油っぽさや根菜、さらに紅茶や土っぽさ、茶色いスパイス、黒コショウ等複雑さも見られます。 味わいは果実味と酸のバランスの良さが光ります。赤ベリー的な明るい酸がピッと出て、そこに果実味がふわっと広がる感じです。旨みもありますし、アタックの段階では渋みの印象もあります。後口にかけては、各味わいが収束していく感じ。ボディはライト。丸さ、まろやかさな印象がある一方で、ミネラル感も感じられ骨格はあります。 食事にもよく合います。 鮪の赤みと鯛の刺身をつまんだところ、マグロには魚の旨みに対しワインの果実味が馴染みますし、鯛とはミネラル感や旨みが引き出される感じでした。また、マグロとは香りの相性も中々。 また、トマト鍋をしてみますと、トマトダシそのものとワインの香りや味わいがいいですし、具材は魚介を使いましたがエビやカニともいい感じ。 また、意外だったのがサバ寿司。肉厚なサバの旨み、脂に対しワインの果実味や渋みがよく馴染んで深みを増してくれます。一方で、生臭みなど全く出ず、むしろ香りの面でも引き合いさえしたかなと。 華やかで複雑な香り、バランスがよくとっつきやすい、それでいて構成力のある味わいと、見事な1本でした。世界中どこにでも、自信をもって出せる日本ワインではないかなと。もっと押さえておくべきでした…。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016年01月08日 00時03分11秒
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