テーマ:ワイン大好き!(30785)
カテゴリ:ドイツワイン
今回はドイツの白。甘味のある造りで、ドイツ独特の掛け合わせ系品種の1本です。 ヴュルツァー・カビネット2013。生産者ショットはナーエのワイナリー。創業500年になる老舗ですが、所有する畑は15ヘクタールと決して大きくはない、家族経営の作り手です。フレッシュでフルーティな、日本でイメージされるザ・ドイツワインなスタイルのワインを作っています。 セパージュは、ヴュルツァー100%。この品種は、ゲヴュルツトラミナーとミュラー・トゥルガウの交配品種になります。価格は、写真のお店で2900円。 色は極薄いです。微かに黄色感あるかなといったくらい。 香りは、グリーンハーブや芝系のグラッシーな雰囲気があります。そこに、白コショウっぽさなどの軽いスパイス感が加わります。ただ、メインはやっぱりフルーティさ。白桃やパイナップル、マスカット、それにスイーティやライム、カボスといった緑の柑橘の要素がよく出ています。また、ミツや蜜豆のようなニュアンスも。 味わいは甘味しっかり。そこに、明るい酸が入り、甘酸っぱい感じです。べたつかず、後口さっぱりなのはこの酸のおかげでしょうね。ボディはライト。質感としては柔らかい感じでさらっとしています。ミネラル感でゴツゴツ、といったタイプではありませんね。 基本的に甘さと酸味のバランス、そして華やかな香りを楽しめるので、つまみなしでもどんどん飲めてしまいます。 そんなわけで、今回は、先日のアタマイの時にもつまんだ大根の千枚漬けとリンゴのヨーグルトサラダ、それと白カビチーズのブリー・ド・モーをつまんだくらいですが、どちらもよく合いました。 ヨーグルトとマスタードによってまろやかになったリンゴの甘み、大根の塩気や旨みに対し、ワインの甘みが映えますし、奥にある旨みも引き出される感じです。また、大根やリンゴの香りと、ワインのフルーティさの間に共通項もあったかなあと。 ブリーとは間違いないですね。クリーミーさと甘さ、フルーティな香りがよく馴染みます。 華やかで親しみやすいワインです。ただ、甘さと酸のバランスはいいところを突いており、ただの甘くておいしいワインではないなと。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016年01月22日 01時33分26秒
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