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ワインヲタ入門生のチラシの裏

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2016年02月22日
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カテゴリ:泡モノ!

先日のコスパワイン会スパークリング編のワイン、続いては今回一番の驚きだったスペインのものです。
レレウ・ブリュット2012。生産者はラヴェントス・イ・ブラン。ペネデスの地で1497年からブドウ栽培、ワイン造りを行ってきました。特筆すべきことは1970年、先代当主の時代に、カヴァを他のスパークリングと区別することに成功したこと、つまり、「カヴァ」の生みの親であるということでしょう。そして、1986年にモダンなセラーによる妥協のないカヴァ造り、そして、現在のブランドがスタートしました。ただ、最近カヴァの認定範囲が広がったことで、より厳しい基準でスパークリングを作ろうとカヴァを脱退、新たな呼称の設立も目指しているそうです。
セパージュは、マカベオ45%、チャレロ35%、パレリャーダ20%とザ・カヴァなものですが、格付け的にはエスプモーソ=発泡ワイン、としか名乗れません。価格は、写真のお店で1944円。

は薄い黄色。まあ、よくある色合いですね。
はもうこれがすでに違い、きめ細やかかつ量も多く、クリーミーな印象です。

香りはリンゴや白桃、それにグレープフルーツや軽いライム、レモンピール、少々のママレードのような濃いニュアンスなど、柑橘っぽさもよく出ています。ただ、トーストやクレームブリュレのような香ばしい要素がしっかりあり、軽いヨードっぽさ、オリーブオイルのような雰囲気なども感じられました。その他、ハーブやスパイスっぽさも少々。

味わいはバランス型。柔らかな果実味が広がりつつも、そこに明るく伸びやかな酸と微かな苦み、そして旨みが加わってきます。ボディはライトですが、丸さや柔らかさ、ライトなりの膨らみも感じられますし、一方で芯の部分にはミネラル感としなやかさがあります。泡のきめ細やかさもあっていい口当たりでした。

会では、やっぱり何でもいいつまみでしたが、中でもタパスでよく見るグリーンオリーブと生ハムはやはりよく合います。
オリーブは、その旨みや塩気とワインの果実味との相性もいいですが、やはり香りです。青さのある爽やかなニュアンスと、ワインの果実感やオイリーさがよく馴染みました。
また、生ハムとも、旨みは勿論香りの面でもいい感じ。ハムの、やや香ばしい雰囲気が、ワインの果実、香ばしさ、オイリーさといった各要素の間に入って一体感を見せてくれました。

素晴らしい完成度のワインでした。確かに、香りの要素などはこのセパージュ、地域らしいものではあるのですが、その均整の取れ方、要素の密度など並みの泡ではありません。
安くて美味しいカヴァは確かにたくさんあり、私も3ケタで買えるもので好きな銘柄もあるのですが、これはコスパ高い、ただ、その高さがよくあるものとは1段違う、といった感じでしたね。

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最終更新日  2016年02月22日 22時44分05秒
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