テーマ:ワイン大好き!(30785)
カテゴリ:日本ワイン
先日のサントリーさんの日本ワイン食事会のワイン、今回はシャルドネです。 登美の丘・シャルドネ2013。登美の丘シリーズですから自社ブドウ100%になるわけですが、登美の丘ワイナリーにおけるシャルドネの栽培区画は実に9か所にのぼります。畑の環境によって、棚栽培、垣根栽培に分かれ、さらにはその中でも台木の違い、傘のあるなし、収穫時期の差など様々分かれているそうです。2013年は、夏の日照が長く、秋は少雨かつ昼夜の寒暖差もしっかりと、よい年となったそうです。 楽天内では、3680円程度です。サントリーの日本ワインサイトはこちら。 色はややツヤのある黄色。因みに、樽熟成ワイン45%、タンク熟成55%のアッサンブラージュで、シュール・リーも行っているそうです。 香りは、やはりシュール・リーということで酵母や白い花のニュアンスがあります。加えて、ナッツや少々のカスタードっぽさ、それに微かな茶色いスパイスのような雰囲気も。それ以外はやはりフルーツ感ですね。洋ナシやリンゴ、トロピカルフルーツ、メロン、それにミカンやグレープフルーツ、八朔といった柑橘っぽさもあったでしょうか。また、微かに小松菜のような要素も感じられたように思います。 味わいは果実味のアタックがしっかり。味わいのメインの要素となっており、そこに明るくも穏やかな酸と後口にかけての軽い苦味が加わり、全体のバランスを取っている感じです。果実味自体も、柔らかく重くないものなのでその辺の影響もありそうです。また、酸は今ヴィンテージでは早摘みのブドウを用いることでプラスしているのだとか。ボディはなめらかかつまろやかなミディアムで、程々のハリ感も感じました。 会でのお料理では、一番印象的だったのはゴマ豆腐生うに乗せとの相性でしょう。ゴマ豆腐のコク、まろやかさ、香りに対し、ワインの果実味やナッツっぽさ、柑橘っぽさが非常にマッチします。また、ウニの甘みに対しても良好な相性でした。今回のマリアージュの中では個人的にはこの組み合わせが最高だったかなと。 また、タケノコのから揚げともいい相性です。タケノコの触感とワインの質感に親和性がありますし、旨みや塩味と果実味の対比感も中々。それに、銀鱈西京焼きの甘みや脂に対しても、ワインの果実味やボディ感がよく馴染みました。 あと、やはり、このワインもステーキ+煮切りタレによく合うのが驚きでした。甲州よりボリューム感がありますので、その分脂に対しても負けず、果実味や香りが肉の旨みに寄り添う感じでしたね。 シャルドネらしいシャルドネですが、食事との相性の幅はかなり広そうです。今回のような、ステーキにも合わせられますし、魚系や山菜などあっさりしたものとも問題なさそう。その辺は、やはり日本のシャルドネの魅力なのかなあと思います。
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最終更新日
2016年03月13日 23時19分11秒
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