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ワインヲタ入門生のチラシの裏

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2016年04月22日
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カテゴリ:日本ワイン
  • KIMG0539.JPG

先日のサントリー登美の丘ワイナリー見学の際のワイン、大トリはなんと1976年、実に40年の熟成を経たワインです。
シャトー・リオン・カベルネ・ソーヴィニヨン房選り1976。シャトー・リオンは、登美や登美の丘シリーズが登場する前から存在するブランドです。当時は、醸造用タンクなど無かったためコンクリタンクで醗酵させていた他、果汁をくみ上げるポンプも無かったため収穫したブドウを丘の上まで運び除梗、破砕してタンクへ注ぎ込んでいたそうです。今では、重力に逆らわないシステムなどとして実践されているやり方ですが、それを意図せずに当時はやっていたという事ですね。因みに、1976年は比較的冷涼な年だったそうです。
当然、楽天内にもありませんし、価格も不明です。

はもはやルビーと言っていいくらいです。赤さ・オレンジがあり、透明度もしっかり。

香りは、焼き栗やカスタードっぽさ、それに葉巻のような雰囲気が。そこに、少々の土埃っぽさも加わったでしょうか。ただ、流石にワイナリー蔵出しだけあってフルーツ感も生きています。赤ベリーのドライフルーツや、微かなベリージャム、チェリー、干しブドウといったものが感じられましたし、余韻にはちょっとイチゴ的なニュアンスも。その他、鉄っぽさやアールグレー的な紅茶系の要素も感じられました。

味わいは、間違いなく古酒の趣。ただ、やはり綺麗な熟成で、酸には明るさがありますし、果実味もほんわかやわらかなものが繊細ながらもきっちり感じられました。ボディも当然ライトですが、ハリや密度、それなりの骨格といったものが感じられ、ただ軽い、こなれたワインではありません。

食事会でも頂きましたが、これは流石に牛肉の赤ワイン煮込みに合わせる感じでもなかったので、単独で頂きました。酸、果実味、ボディ感のバランスがよく、古酒の繊細ながらも存在感のある世界観を堪能できるワインでした。
もし食事に合わせるなら、いっそ赤身の魚の方がいいかもしれません。カツオのたたきやマグロのグリル、ネギマ鍋なんかつまんだら面白そうです。

これはワイナリーへ行ったからこそいただけるワインですね。非常にきれいな熟成でした。味のバランス、香りの出方と素晴らしく、妙な要素など何一つありません。
今回のワインの中でも、40年の熟成を経てのこれということもあるでしょうが、参加者の皆さんやはり印象に残られたもののようです。素晴らしい経験をさせて頂けました。

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最終更新日  2016年04月22日 22時37分43秒
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