テーマ:ワイン大好き!(30794)
カテゴリ:日本ワイン
先日のサントリー登美の丘ワイナリー見学時のワインですが、実はまだあと1種類あります。食事会の時に頂いたロゼになります。 ジャパンプレミアム・マスカット・ベーリーAロゼ2013。こちらは、「日本のワインの個性」に 拘ったジャパンプレミアムシリーズの、特に日本のブドウ品種に拘ったシリーズになります。山梨と長野のマスカット・ベーリーAをやや甘口のロゼに仕上げています。今年のサクラアワードで、ダブルゴールド賞に輝いた1本でもあります。 セパージュとしては、山梨産ベーリーAが86%、長野産が14%。価格は、写真のお店で1728円です。 色は赤みの強いピンクといったところで、まさにロゼ色といった印象。 香りはベーリーAらしいイチゴ感のあるものです。イチゴキャンディーやイチゴジャムなどのニュアンスがよく出ていますね。そこに、ラズベリー等の他の赤いベリーやチェリーっぽさ等が加わるでしょうか。また、クッキーっぽさやマジパンのような雰囲気も少々。その他、微かなスパイスや赤い花のニュアンスも。 味わいはやや甘口という事で、甘みはあります。ただ、「やや」という事でそこまでごついものではなく、ベリーAらしい柔らかく暖かな甘みがほんのりと広がるといった感じでしょうか。そこに、明るい酸と後口にかけての微かな渋みが加わるといった所。温度が上がると流石に甘味が前に出てきますが、ある程度冷えていればかなりいいバランス感に感じられました。ボディはライトですが、それなりのエキス分は感じられたでしょうか。 食事会では、最初に出てきたワインで、シェフもサーモンのタルタルはこれに合わせるようにという事でメニューに加えられたそうです。という事で合わせてみましたが、流石に合いますね。サーモンのコクやまろやかさに、ワインの質感や甘味旨みが行けますし、添えてあるディルと一緒に頂くことで、香りの相性も華やかなものに。 また、サーモンの次のイカ墨のタリオリーニとの相性も良好。むしろ、個人的にはサーモンよりこちらの方がよく合ったくらいの印象でした。パスタのコクのある味わい、菜の花や魚介の旨み、そしてトマトの酸味や甘味、独特の香りに、このワインの味わいや香りがよく馴染んでいました。 個人的に、ベーリーAのロゼは好きなのですが、こちらはベーリーAらしさがよく出ているワインだったかなと。香りもそうですし、甘みも、ベーリーA独特の果実味の延長線上にある、品種を感じさせるものだったように思います。 よく冷えた段階では明るさ、フレッシュさを楽しめ、温度が上がると意外な膨らみがありますので、合わせる食事をタイミングによって変えるのも楽しそうです。 色合いの華やかさは間違いありませんね。時期は過ぎましたが花見にもいいでしょうし、屋外でお昼から楽しめるワインかなと。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016年04月24日 23時23分09秒
コメント(0) | コメントを書く
[日本ワイン] カテゴリの最新記事
|
|