テーマ:ワイン大好き!(30795)
カテゴリ:泡モノ!
今回から、3月のヴァイングート・フーバーワインメーカーズディナーで頂いたワインです。先ずはスパークリングから。 ゼクト・ロゼ・ブリュット・ナトゥーア2007。フーバーといえばやはりシュペートブルグンダー=ピノ・ノワールですが、こちらのゼクトもピノ・ノワール100%。収穫期の雨の影響を抑えるために、8月にはブドウの房の半分から下を切って取ってしまうのだそう。ブリュット・ナトゥーアということで、ドサージュは0、残糖が1.0g/l、酸度が6.0g/lときっちり辛口となっています。ボトルのエチケットはなんとワイナリーで手書きしているのだそう。 楽天内では、写真のお店で6480円でした。 色は薄いオレンジといっていいくらいの感じ。そこに少々ピンクも入るといったところでしょうか。 泡はきめ細かく、量もそこまで多くはありませんので柔らかい印象。ただ、持続力はありますね。 香りは蜜っぽいニュアンスがありつつ、ブリオッシュ的なスパークリングらしい要素もよく出ています。そこに、イチゴやラズベリーを中心とした赤ベリー、それら赤ベリーのコンポート、或いはチェリーといった赤いフルーツがたっぷり加わります。また、ミネラルや少々のハーブ、それに軽いピンクやホワイトのペッパーなどのスパイスといったものもあったでしょうか。 味わいは、データ通りのきっちり辛口なものとなっています。果実味は極めて繊細、印象としては明るく、かつ強さのある酸がメインの要素で、そこにふんわりと果実味が広がり、旨みも感じられるといった所。ただ、飲んだ後口が乾いたような印象を受けるようなタイプではありません。ボディはミディアムライトといった感じ。柔らかさや丸さを感じますが、一方で質感としてはなめらかでクリアーです。 会では、前菜のところで頂きましたが、レンコンの挟み揚げは、中身がエビでしたところ、相性は抜群でしたね。レンコンの甘みにもいいですが、やはり海老です。エビの香り、旨み、プリッとした食感に、ワインの赤い香り、旨み、そしてクリアーかつ丸い質感がよく噛み合っていました。一方、やはり泡が揚げ物の油感を切る役割も果たしてくれます。 また、タケノコの煮物もあったのですが、タケノコの食感にもいい感じ。加えて、香りや、出汁とあいまった筍の旨みとの相性も良好。こちらは個人的には結構意外な組み合わせとなりました。 このワインは、ナトゥーアになる前の、もう少し古いヴィンテージのものを昔飲んだことがあり、その赤果実の香りと味わいのバランスの良さに驚いた記憶がありましたが、今回も、いい赤果実の香りが楽しめましたし、味わいは前のものよりはずっと辛口になりましたが、それでもいいバランス感なのは間違いありません。 お値段的にはまあまあのシャンパーニュ位にはなりますが、決して引けを取らない、それでいてシャンパーニュと八あう個性を楽しめる、選ばれる理由のあるスパークリングだと思います。 ただ、残念なことに、このワインは近い将来生産を終了、ゼクトはシャルドネのブラン・ド・ブラン1本に絞る予定だそうで、楽しめる時間はそう長くはなさそうです。 ロゼの色合いって意外と幅広いですよね。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016年05月09日 02時22分00秒
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